最大の胃がん要因とされるピロリ菌…う~ん、嫌な響き。
ピロリ菌とは何か?といった詳細はココでは割愛しますが「ピロリ菌に感染しているかどうか?」を調べるには、医療機関での検査が必須!と思われている方が多いのではないでしょうか?
ってか、普通の感覚と常識であればその通りなのですが、実はピロリ菌検査って自宅でも可能なのです。
そのピロリ菌検査キットには実に多くの種類が存在しますが、私はストロングステップ(Strong Step)という検査キットを購入しました&おすすめします。
自宅でのピロリ菌検査をおすすめする理由
毎年行っている健康診断で35歳以上になると実施する胃部X線、つまりはバリウムを飲んでレントゲン撮影をする検査をするのですが、ここ数年前から慢性胃炎を指摘されるようになりました。
何でも胃壁が薄くなっている&荒れているようで、ついに「間違いなくピロリでしょうね~。」と言われました。しかも、しれっと軽~く。
胃にピロリ菌を保有している場合、保有していない人と比較して胃がんになるリスクが数十倍に跳ね上がるというデータが存在するので、早速 地元の胃腸科を受診 → 治療に至ったのですが、仕方のない事とは言え 幾つかの問題点を感じました。
病院でのピロリ菌検査 問題点その1 通院回数と期間
ピロリ菌の有無を確認するには、複数回の検査を伴う通院が必要です
私の場合は以下のような感じでして、治療(除菌)を開始するまでに1ヶ月程度を要しました。いや、トリガとなったのは定期健康診断なので もっとですね…
1回目:初診 問診と各種説明
2回目:採血 → 血液検査
3回目:血液検査の結果報告 ※陽性でした
4回目:胃カメラ → 抗生物質での除菌開始
病院でのピロリ菌検査 問題点その2 保険適用には胃カメラ必須!
ピロリ菌の検査は健康保険証を使って行えます(保険適用が可能)が、これはあくまでも疾患が内視鏡検査によって確認された場合のみです。…という事は、胃カメラを飲むのが必須な訳ですね。
喉に麻酔(注射じゃないです)もするので 私の場合は特に大きな負担には感じませんでしたが、あの違和感は嫌なものです。しかもダメな方は本当にダメなようですね。
なので自分がピロリ菌感染しているかどうかを、まずは調べたい!といった場合には、検査キットを使った自己診断をおすすめします。
ピロリ菌検査キットの種類とストロングステップをお勧めする理由。
一口にピロリ菌検査キットとは言いましてもいくつかの種類がありますが、共通するのが検体を採取 → チェックすることです。
市販の検査キットの検査方式は以下の通りです。
・便の中に含まれるピロリ菌を採取
(ストロングステップは↑このタイプです。)
・尿の中に含まれるピロリ菌の抗体を採取
・血液中に含まれるピロリ菌の抗体を採取
amazonや楽天といった国内の通販サイトで入手可能な検査キットでは、採取した便、尿、血液を検査機関に送付してピロリ菌に感染して陽性なのか、そうでないかをチェックしてもらう必要があるので、結果を得る為にはそれなりの日数が必要になります。
しかし、ストロングステップだけは検査カセットが付属しているので、自宅に居ながらにして即日、精度の高い検査結果を知ることが出来ます。
しかも3セット入って2800円前後(2022年6月時点)と、比較にならない安さです。
ストロングステップを使ったピロリ菌セルフ検査方法
ピロリ菌検査キットストロングステップには、以下のものが入っています。
・ 試験用チューブ(3回分)
・ テストカセット(3回分)
・ マニュアル(日本語)
ピロリ菌検査 STEP1 ~ STEP3
ピロリ菌検査 STEP1:試験用チューブで便を採取
ちょっと汚いお話も含みますが、ストロングステップは前述の通り便の中に含まれるピロリ菌を調べるピロリ菌検査キットなので、まずは試験用チューブのキャップに付いている棒で便を採取します。
一般的な健康診断でいうところの便潜血検査をイメージして頂くと良いと思われます。
ピロリ菌検査 STEP2:キャップを閉めて振ります
棒を試験用チューブ戻して蓋をしてから良く振ります
ピロリ菌検査 STEP3:テストカセットに液体を垂らします
テストカセット右側の丸い部分に。試験用チューブで作った液体を垂らします。
テストカセット左側には結果を表示する検査窓があり、CとTという文字が刻印されています。
その文字の真下に、結果によって赤線が表示される仕組みです。
ピロリ菌検査 結果判定
・陽性の場合:C = 赤線 、T = 赤線
・陰性の場合:C = 赤線 、T = 線なし
※上記以外の場合は無効、つまり再検査が必要です。
自宅でのピロリ菌検査で陽性だったら?
検査キットの判定制度は相当なものなので、残念ながら陽性であればピロリ菌に感染している可能性が非常に高いです。。
そして、この後の流れとしては以下のパターンがあると思われます。
A:ピロリ菌を除菌せずに放置する。(非推奨)
B:ピロリ菌を除菌する。
B-1:医療機関を受診して、ピロリ菌を除菌する。(推奨)
B-2:医療機関を受診せず、ピロリ菌を除菌する。
ピロリ菌を除菌するには2種類の医薬品(胃酸を抑える薬、ピロリ菌を殺菌する抗生物質)を1週間、朝晩欠かさずに服用することになります。その間は飲酒&喫煙は厳禁です。
ピロリ除菌に関しては、可能であれば お近くの医療機関を受診される事をおすすめしたい所ですが、仕事や学校等の都合でなかなか受診できないケースも多いと思いますので、こういった手軽に行える検査は良いと思います。
ちなみに…ピロリ菌検査キットの販売を行う個人輸入サイトでは、多くの場合ピロリ一次除菌薬(抗生物質)や、一次除菌に失敗してしまった場合に使う二次除菌薬も購入可能ですが、この辺は医師の指導があった方が良いと思います
ピロリ菌検査自体はとっても簡単なので、健康に及ぼすリスクを減らす為にも、是非一度は行って頂きたいなと。健康は何物にも代えがたいものがありますからね。
ピロリ菌検査キット お取り寄せ・購入先情報
- ピロリ菌検査キット(オオサカ堂)