今でこそコーヒーが大好きで個性あるコーヒーを豆の状態で色々と購入してはコーヒーメーカーで楽しんでいる私ではありますが、20代の若かりし頃は今と味覚も大きく違ったこともあってか、コーヒーと言えば缶コーヒーをたまーに飲む程度でした。なので当時はコーヒーの淹れ方も色々あるなんて意識するハズもなかったのですが、ちょっと気にするようになったのはこんなCMを観てからでした。
「粗挽きネルドリップ方式!」
そう、キリンの缶コーヒーJIVE(ジャイブ)のキャッチフレーズです!ちなみに、これを聞いてピンときてしまった方は、残念ながら若くないと思います。(笑)
それはさておき、ネルという衣服にも使われている布でコーヒーを濾すと美味しいのか…というのを漠然と知ったこの頃から、実際にネルドリップしたコーヒーを未だに飲んだことがありません。
三洋産業 アバカコーヒーフィルター
何でネルドリップしたコーヒーが美味しいのか?と言いますと、ネルがコーヒーの油分を多く通過させるためなのだそうです。
油分がコーヒーに溶け込むとまろやかな口当たりになる…つまりはラーメンと同じ原理という訳ですな。油分の少ないラーメンはヘルシーである代わりに塩味やら醤油味が舌に刺さるようになりますものね。
一方でコーヒーメーカーに使われる一般的なペーパーフィルター(紙フィルター)は殆どの油分をストップしてしまいます。
アバカコーヒーフィルターの特徴
そこで考えたのが、ネルで出来たコーヒーメーカー対応のフィルターはないものか?ですが、これは見つかりませんでした。(当たり前か)
であれば、コーヒーの油分を多く透過してくれるペーパーフィルターはないか?ですが、これに関しては口コミでも高評価のフィルターを見つけました。
それがアバカコーヒーフィルターです。
アバカコーヒーフィルターの一番の特徴が両面に施されたクレープ(しわ)。この高さをバランス良く設定ずることで、空気の層が出来て良い感じにドリップできるのだとか。
JHDC(ジャパンハンドドリップチャンピオンシップ)競技でも認定されたている…つまりはプロも使っているコーヒーフィルター、早速使って淹れてみましょう。
アバカコーヒーフィルター 使ってみた!
いつものコーヒーメーカーで使ってみますと、通常のペーパーフィルターを使った時よりも早くコーヒーが落ちて来るように感じます。今回、一番気にして見ていたのは油分ですが、さすがにコーヒーの表面に皮膜が出来る程のものではありませんが、味は確かに柔らかくなりました!
これがコーヒーに油分が溶け込むということか…口当たりも滑らかになりました。
あ、確かに味は変化しますが、それほど劇的なものではありませんのでご注意ください。これは私が馬鹿舌なだけかも知れませんが、大きな差が出るとしたコーヒー豆に依存する部分なのだと思います。
でも風味も良く上品になって好きな味わいになりました。甘さも引き立つ感じですかね。ペーパーフィルターひとつで味が変わることに驚きました。
いつもの器具、いつものコーヒー豆、いつもの手順で淹れたコーヒーなのに、フィルターを交換するだけで楽しめる味の変化。本当、100均とかのコーヒーフィルターとはエラい違いでした。
一方で、たまに尖った苦みとか個性を楽しみたい場合には、通常のペーパーフィルターに戻して味の変化を楽しんでみるのも良いかも。
本当に味を追求したいならネルドリップやステンレスフィルターでハンドドリップなのでしょうが、後片付けやメンテナンスのことを考えれば間違いなく買いだと思います。一般的なフィルターと比較すると少し高級な部類に入りますが、充分にメリットが得られるのでコーヒー好きな方は是非どうぞ。
アバカコーヒーフィルター お取り寄せ・購入先情報

