早速ですが、皆様はビリヤニという食べものをご存知でしょうか?
ビリヤニとは?
インド、パキスタン、バングラデシュ、ネパール等で食べられている、スパイスを効かせて肉を使った炊き込みご飯です。
お米はバスマティライスなどの長細いくてさっぱりとした味わいの品種を使用し、ふわっとした食感が特徴的です。
このビリヤニ、炊き込みご飯であるだけに作り置きには適さないこともあってか、インド料理店(実際にはネパール人が経営しているお店を含め)でもちゃんとした調理方法をされているお店は少ないように感じています。実際、私の知る多くのお店では、炊き上がったバスマティライスに水分を飛ばしてペースト状にしたカレーを後から混ぜたようなビリヤニを提供される事が多かったです。
でも、ちゃんとした作り方をしたビリヤニって美味しいんですよねぇ…
ハジ ビリヤニ(バングラデシュ)マトンビリヤニ
↑これはバングラデシュを旅した時(その時の日記へ)に食べたHaji biryaniのマトンビリヤニ。良く見るビリヤニのような黄色っぽい色ではないことが特徴のビリヤニなのですが、これがもう衝撃的に美味しくて、日本でも本格的なビリヤニを食べたいなぁ…と思うようになりました。
そこで探したのが東京 神田にあるビリヤニ大澤さんというビリヤニ専門店です。
美味しいと評判のクチコミ評価も高いお店なのですが、完全予約制になっています。これは混雑嫌いな私にとっては歓迎要素なのですが、10席のカウンターを決まった時間に2回転させる~というスタイルに慌ただしさを感じてしまったのと、営業日も都合が合わないことが多いのでお取り寄せすることと相成りました。
ビリヤニ大澤 冷凍チキンビリヤニ マトンビリヤニ
とても人気らしく、注文から発送までに1か月くらいかかりましたが問題ないです。
ビリヤニ大澤 ビリヤニの調理方法
凍ったままの冷凍ビリヤニを電子レンジ500ワットで5分間~という説明書きがありましたが、600ワットで同じ時間温めても少し冷たい部分がありました。
なので時間はあえて無視し8分くらいで仮設定し加熱スタート → 温まって袋が膨らむ → 蒸気が噴出してから15秒後に加熱を止めるのが良いと思います。
電子レンジ庫内は暗くて袋が膨らんだ様子が目視し難いですが、蒸気は大きな音と共に吹き出すので、近くにいれば必ず気付くと思います。
それにしてもこの袋、良く出来てますしねぇ。早速頂いてみましょう。
ビリヤニ大澤 チキンビリヤニ
おおっ…月並みな言い方ですが、スパイシーです。ただ、辛さに頼らないスパイシーさで好感が持てます。これはスペインから空輸した丸鶏が使われているそうです。
優しい味わいでスパイシーさの中にもミント系の酸味とアムチュール(青いマンゴーを乾燥させたスパイス)が味わいにフレッシュさを加えてる感じで美味しいです。
辛みは少しありますが、普通のドライカレーレベルなので幅広い年齢層向けではありますが、大人が好む味付けでしょうね。
ビリヤニ大澤 マトンビリヤニ
そして本命視していたマトンビリヤニ。これはお店唯一のレギュラーメニューなのも納得の美味しさでした。マトンと言えば臭みを気にされる方が多いと思うのですが、日本国内でここまで絶妙な味付けがされたマトンを今まで食べたことがないです。これは凄いわー美味しいーちょっと感動。
マトンはコンフィで下煮でされているのでとても柔らか。これがスパイスと絶妙にマッチして最後まで美味しく食べられました!
今回はどちらにもパクチーを添えてみましたが、ライタ(ヨーグルトソース)も使って味わいたいです。ちなみにセット内容はチキンビリヤニ4パック、マトンビリヤニ4パック、そしてチキンとマトンを2パックずつのものがありました。
クール便の送料も加わるので少々お高めのビリヤニではありますが、それでも食べる価値のある逸品かと思いました。これ食べちゃうとまた南アジア方面を旅してみたくなりますなぁ。