これは以前の記事にも書いたかと思うのですが、私がいま住んでおります蒲田(東京都 大田区)は餃子の激戦区と言われておりますて、ニイハオさん歓迎さんといった駅近の人気店は食事時には満席状態となるのですが…はい、そのせいかレベルが落ちたと感じています。
いつの頃からか、作り置きの餃子が提供されるようになっちゃったんですよねぇ…回転率が上がるので待ち時間は減るという客側のメリット、収益UPという店舗側のメリットがありますが、肝心のクオリティが下げるという経営判断が残念でなりません。
餃子が提供されたときの温度、つまりはアツアツ感も美味しさのバロメーターの一つであると思うのです。
なので餃子はもっぱらお取り寄せで、これまで食べたことのない餃子達との出会いを楽しんでおります。
黒兵衛 黒兵衛餃子プレーン
福岡や他の地域にも実店舗を持つ餃子の手作り餃子専門店、黒兵衛さんの黒兵衛餃子(プレーン)です。
当記事の執筆時点ではamazonや楽天市場では取り扱いがなかったので、お店から直接お取り寄せしますと冷凍便で届きます。最低ロットは2パックからで、手作りであるが故に大量生産できないので、余裕を持った日程で注文しましょう。
さてさて、黒兵衛餃子をパッと見て気付いたのですが、餃子には必ずついている「ひだ」が2個所しかないんですね。
これも手作りならではの圧着技術なのでしょうか?しなやかな流線形なので冷凍状態でもヒダの部分が欠けることも少ない、良い見た目が維持できるのは良いと思います。
黒兵衛餃子の焼き方は包装紙にも書かれていますが、鉄製の(油が多く必要な)調理器具向きの書き方なので、多少のアレンジが必要かと思います。が、他の冷凍餃子と調理はほぼ同じなので心配には及びません。
油を敷いて弱火で温めたフライパンの上に凍ったままの餃子を並べる → 2分ほどしたら熱湯を注いで8分ほど中火で蒸し焼き状態に → フタをとって水分を飛ばす → 餃子の間に少量の油をまわり入れて表面がきつね色になったら出来上がりです。
随分と水分を吸うせいか、冷凍状態の餃子よりも出来上がりは少し大きくなりました。それにしても上手に焼けました♪(自分に優しい)
皮がツヤツヤとしているように見えますが、これは油を使いすぎた訳ではありませんので悪しからず…これは皮が自家製 鶏ガラスープだけで練り上げるが故の色合いのようです。
まずはタレにつけず、そのまま頂いてみましょう。
黒兵衛餃子 食べてみた
底面は水に溶けた小麦粉が集まっているのでカリっとした歯ごたえ!香ばしくて良い塩梅です。生地はラーメンでいうところの多加水麺を思わせる食感で、前述の通り練りこまれたスープがとても良い味を出しています。
ご覧の通り野菜もたっぷり!
下味は割としっかり目なのでタレなしでも全然OK!
一般的な餃子よりも複雑な味わいがするのは、野菜の種類が多いことにも起因するんですかね?キャベツ、タマネギ、ニラ、青ネギ、ニンニク、椎茸、生姜、ニンジンが入っているようです。
鹿児島県産の豚肉も上品で美味しいです。今回は焼き餃子で調理しましたが、次回は水餃子も試してみたい。(絶対美味しいと確信しております。)
総じて、そのへんの餃子チェーンや都内の有名餃子店のそれには感じられない個性がある餃子でした。
ご飯のおかずとしては勿論、ビールにも間違いなくピッタリな餃子でございました。