これまでの人生で鮪(まぐろ)は沢山食べてきたつもりでいましたが、まだまだ味わったことのない部位は存在するのね~なんて思ったのは、今回ご紹介する角トロ(つのとろ)という部位を知ったことに起因します。
角トロ、ツノトロ、つのトロ…うん、やはり記憶を辿っても今まで行ったお寿司屋さんのメニューでも見たことがなかったのですが、皆様は角とろをご存知でしたでしょうか?
角とろとは?(つのトロとは?)
大雑把な分類ではマグロの頭肉の一部になります。お店に行くと頭身とか脳天とか呼ばれる部位のほんの一部分で、細かな脂が乗った中トロ部分だけをこう呼ばれます。
マグロ 角とろ(ツノトロ)
何でもこれが大変に希少らしく、1本のマグロ頭からたったの2本しか取れないのだとか。しかもその比重は何と全体の0.2%。その上で更に身を磨く(血合いや余分な部分を取り除く)を経るので身が半分になってしまうケースもあるそうで…こりゃ市場に出回らない訳です。
今回購入したつのトロはカットされた状態で瞬間冷凍されており、食べる前に自然解凍させるだけ~という手軽さ。添付の説明書には大変に溶けやすい部位なので冷蔵庫での自然解凍なら1時間、しかも溶かし過ぎに注意ね!と書かれていたのですが、1時間では溶けずにシャーベット状態なので…なので長めに溶かした方が良いとは思うのですが、これが溶かし過ぎると頭身特有の個性が出てきてしまうので要注意。
周りが溶けて、中心部分が少し凍った状態が食べ頃かなと思っています。
鮪の角とろ 食べてみた!
まずはご飯の上にツノトロの切り付けを乗せて、豪華な超希少部位マグロ丼として頂いてみました。
これはもう、中トロの部類とは思えない程に脂ノリノリです。これは大トロ以上じゃないかな?ちょっと筋っぽくも見える部分がありますが、これも脂なのだそうです。確かに多少は気になるものの、通常一般にいわれる筋よりは柔らかいと思います。
で、肝心のお味なのですが、融点が低いので噛まずとも溶けるな~♪と感じるのは大トロと同じなのですが、大トロよりも舌触りはツルっと滑らかでプリっとした食感、そして頭部ならではの個性も感じらえます。
繰り返しますが本当に脂ノリノリなのでワザビが効きにくい感じますしますね。なので多めに用意しておいた方が良さそう。
2~3切れ食べただけでも相当な満足感があるので、これだけをご飯の上に敷いたツノトロ丼にすると半分食べたくらいで味の変化が欲しくなるので、食べる時には数種類の刺身と一緒に味わうのが良いでしょうね。
スーパーで売られている刺身の盛り合わせの中にコレが入ると、豪華さと味のバリエーションが広がって食事の満足度もUPすると思います。
希少部位でありながら価格も手頃な方なので、つのとろ未経験の方には試して頂きたい味わいでした。ちなみに今回お取り寄せした鮪の種類はミナミマグロでした。
マグロつのトロ お取り寄せ・購入先情報

