イバラキング
その名を初めて聞いたとき、皆様は何を想像されますでしょうか?イバラキング → 茨城キング → 茨城の王様 → ヤンキー上がりの痛いおじさん軍団の長?
茨城県民の皆さま、大変申し訳ないのですが、私はそうのようなものを想像してしまいました。
が、実はこれが物凄く美味しいメロンと知ってしまってからは、梅雨入り前後の憂鬱であるはずの季節がすっかり楽しみになりました。
私がイバラキングと出会ったのは物産館でのことだったと記憶しています。試食で一口食べた瞬間に広がる芳醇な香りと甘さ…これは買わなきゃダメなやつだと感じた次第です。
茨城県のオリジナルイバラキング(メロン)
ところで皆さまはイバラキングをご存知でしたでしょうか?私の中ではメジャー級なのですが、世間的な認知度はまだまだのようです。
イバラキングとは?
イバラキングはメロン生産量日本一の茨城県が10年の歳月をかけて開発した同県が誇る高級青肉メロンです。特徴的なネーミングの由来は茨城の「イバラ」と王様の「キング」をかけ合わせた、ある意味そのまんまの品種名です。
冗談みたいな名前ではありますが、その品質と味は王様級。イバラキングの栽培には高度な技術と手間が必要で、糖度や果肉の質感は全国トップクラス。市場にはそこまで広く流通しない、知る人ぞ知る系の逸品として注目されています。
イバラキング 食べてみた
青肉メロンを美味しく頂く秘訣は何といっても追熟でしょうね。買ったばかりのメロンはイバラキングに限らず果実も固くて甘さも今ひとつで野菜のような味わいがするものです。これを風通しの良い場所に常温で放置して追熟させますとお尻の部分が柔らかくなり、そしてメロン特有の芳香がブンブン漂ってきます。
こういう状態になったら冷蔵庫の野菜室に入れて少しばかり冷やしましてっと…カットすることで沢山の果汁と共に強さを増した香りにうっとりしますなぁ~そうそう、この香りこの香り♪
スプーンを入れたときに感じる柔らかな繊維を断ち切る感覚が更にテンションを上げてくれます。まずは2個購入したうちの1個を「普段よりは2~3日早いかな?」と思えるタイミングで頂きましたが、このとろける食感とジューシーさは果実のデザートって感じですね。
甘さはしつこくなく上品で、良いメロンだという事が良くわかります。。
そして私の中で完璧と思えるタイミングで味わったイバラキングは果肉も更に緻密になって甘みも香りも増して、正直これほど完成度の高いメロンはなかなかお目にかかれないやつだと感じました。
もちろん個体差が大きいとは思いますが、今回は名産地である茨城県鉾田市産のものを選んで大正解だったと思います。
甘さの種類は静岡のアールスメロンとは少し異なるところで、この辺に好みの違いは出そうではありますが、糖度15度以上の甘さ、きめ細かさ、芳醇な香りと柔らか食感で、食べるとシアワセになれるフルーツだと思いました。
イバラキングは、まだまだ知名度は高くないかも知れませんが、味・香り・見た目、そのすべてにおいて一級品なので贈答用や自分へのご褒美にも良いと思いました。
イバラキング お取り寄せ・購入先情報

