色々な種類のぶどうが店頭に並ぶようになりますと、何となしに秋の訪れを感じますよねぇ…ぶどうが美味しい最高に季節到来ま間近!ということでテンションも上がります。
今回はどうしても食べてみたかった甲斐キングというぶどうについて、どんなぶどうなのか?や実際に食べたときの魅力をお伝えしたいと思っています。
ブラックキングとの違い、甲斐キングの味、粒の大きさ、値段、どこで買える?についてまとめてみました。
甲斐キングとは?(どんな品種?)
私と同じぶどう好きなら是非とも一度食べてみて頂きたい品種があります。その名も斐キング!現状ではシャインマスカットや巨峰ほど全国的な知名度こそありませんが、実際に食べてみると「こんなに粒が大きいのに、意外とリーズナブルなのか?!」と必ず驚かされるであろう、相当に魅力的なぶどうでした。
甲斐キング(ブラックキング)
知名度は低いものの、甲斐キングは最近になって品種登録された新品種ではありません。これは山梨県果樹試験場が育成した山梨県オリジナルのぶどう品種で、品種登録名は甲斐ベリー3と言います。(甲斐路ではありません)
ちなみに親はピオーネと山梨46号(巨峰×巨峰)で、非常に大粒で食味が良い紫黒色の4倍体品種として育成されています。
ぶどうに詳しい方なら「あれ?それってブラックキングじゃね?」と思うかもしれません…ってか実はその通り。甲斐キングは以前までブラックキングという怪獣みたいな名称で販売されていた品種なんです。
海外でのブランド展開を見据えた名称変更に伴いまして、令和6年産(2024年産)からブラックキング → 甲斐キング という名称になりました。
山梨県によりますと大粒で着色に優れ食味も良いことから、山梨県を代表するぶどうになってほしい!という思いを込めて甲斐キングと名付けられたそうです。つまりブラックキング=現在の甲斐キングと考えて大丈夫です!
実際に甲斐キングという名前のほうが、何となく山梨県のブランドぶどうらしさも感じられありますね。
特徴はとにかく大粒であること
甲斐キングの特徴として最初に挙げたいのが粒の大きさです。
山梨県の公式資料では種なし栽培の場合でも、その果粒重は20g程度になるとされています。1粒で20gと言われてもピンとこないかもしれませんが、一般的な巨峰が12~13g程度、ピオーネが18g前後とされていることを考えると…これはかなりのボリュームです。
甲斐キング 粒がデカい!
実際に手にとってみますとご覧の通りで、重さもずっしりで一粒一粒に存在感があります。大粒、濃い紫黒色、ジューシー…こ、これは ぶどう好きとしてはかなり期待してしまいます。
甲斐キングを食べてみた感想
で、ここからが実際に食べてみた感想ですが、甲斐キングを一粒手に取ってまず感じるのはやっぱり「粒がデカい!」ということですかねぇ…写真で見るより実物の方がインパクトあると思います。
でも粒が大きいと…高いと思いません?実際、高級フルーツ店で売られている巨峰にしてもシャインマスカットにしても、粒の大きさに比例してお値段も上がってくるものですが、高くないんです!この大きさなのに思ったほど高くないんです!!
もちろん販売店や時期、房の品質などによって価格は変わりますが、超高級ぶどうというイメージで構えて食べる必要はありません。甲斐キングはリーズナブルなので、大粒ぶどうを気軽楽しみたい方にはかなり魅力的だと思います。
このままガブリと皮ごといきたいところですが、甲斐キングは皮がしっかりとした品種なので皮ごとは食べられません。で、まず驚くのがシャキッとした食感!ぶどうにシャキッは変な表現かも知れませんが、何というかちょっと野菜を思わせるようなシャキ感があるんです。
普通、ぶどうといえば柔らかくてジューシーな果肉を想像しますよね?もちろん甲斐キングも果汁が多くてジューシーなのですが、それだけではないんです。噛んだ瞬間にシャキッとした歯応えでサクっと切れる…この食感こそが特徴的なのだと思います。何というか「ぶどうを食べている」というより「新鮮な果実をバリッとかじっている」感じに近いかも?これは大粒だからこその食感なのかも知れませんが。
甲斐キング 食べてみた!
個人的にかなり好きな食感でした。
そして肝心なお味ですが、甲斐キングはしっかり甘さを感じますが、いわゆる砂糖を食べているような甘さではありません。ちょっと変な表現かも知れませんが、全体的に甘いライトボディの山梨ワインにも通じるような落ち着いた甘さを感じました。あ、もちろんワインのようなアルコール感があるわけではありませんのでご安心を…
※アルコールを感じたら腐りかけのサインですし
個人的な味の印象にはなりなますが、奥行きのある個性的な甘さで酸味は割と穏やかです。ぶどうの中には甘さと同時に酸味がかなり主張する品種もあって、本音を言えば私はそういう品種の方が好みなのですが、甲斐キングも良い感じなのは間違いないです。山梨県の品種情報でも甲斐キングは糖度18%程度、酸度0.6%程度とされています。
味の奥行きとしては巨峰の方が上かな?とは思いますが、味の好みとしては甲斐キングを推す方も多いと思います。
甘さをしっかり楽しめるけれど、後味は比較的すっきりという食べやすいタイプです。
甲斐キングのおすすめポイント
いつものように重複しますが、ここまで食べてみて感じた甲斐キングのおすすめポイントをまとめてみます。
1.とにかく粒が大きい(高級感あり)
まずは何と言っても高級感のある粒ですかね。大粒ぶどうが好きなら一度試す価値ありです。甲斐キングは平均的なぶどうと比べても明らかに粒の存在感があります。
一粒が大きいので食卓に出したときのインパクトも充分!
なので来客時のおもてなしにも面白いぶどうだと思います。
2.シャキシャキした食感が楽しい
かなり気に入ったのがこの特徴で、ぶどうなのにシャキッとしているんだ~という意外性があります。
藤稔(ふじみのり)やヒムロッドシードレス柔らかいぶどう品種も良いですが、パツンと実が弾けるような新鮮さを感じたいなら是非ともお試し頂きたいです。
特に冷やして食べるとシャキッとした食感がより爽快に感じられるようになります。
3.酸味が穏やかで食べやすい
甘いぶどうが好きだけれど酸っぱいぶどうはちょっと苦手…という私とは逆の方(世間的にはこっちの方が多いかも?)におすすめしやすいタイプです。
酸味が強く主張するというよりも甘さを引き立てるような存在なのでパクパク食べてしまいますが、そこは大粒なので数粒食べただけでも満足感は得られます。
4.大粒なのにリーズナブル!
物価高の昨今ではここも重要!
ぶどうは品種によって価格差がかなりありまして世間的には「大粒=高級」というイメージがありますが、甲斐キングは大粒ぶどうを比較的手頃に楽しみたい方にも注目してほしい品種です。
もちろん販売価格は販売店や時期によって違いますが、大粒だから絶対に手が届かない~というタイプではないと思われます。
5.山梨県オリジナルという特別感
甲斐キングは山梨県果樹試験場が育成したオリジナル品種なので、山梨旅行のお土産としても面白いやつです。実際、先日山梨県の下部温泉を旅したときに甲府駅のショップでもおすすめとして売られていました。
そして誰もが知っているぶどうではないからこそ「これ甲斐キングっていう山梨の品種で、元ブラックキングなんだよ~」と話題にできるのも良いところです。
甲斐キングはこんな人におすすめ
甲斐キングを実際に食べてみて、特におすすめしたいのはこんな人です。
・大粒ぶどうが好きな人
何といってもココでしょうね。巨峰やピオーネ等ぶどうは粒が大きいほうが良いという方にはかなりおすすめです。
・シャキッとした食感が好きな人
これは正直、鮮度にも依存しますがポテンシャルとしてシャキっとした歯応えのあるフルーツが好きならハマります。
・甘いぶどうが好きな人
酸味よりも甘さを重視する人にも向いていると思います。
・シャインマスカット以外のぶどうを探している人
現在のぶどう界ではシャインマスカットの存在感が圧倒的じゃないですかね?もちろん私もシャインマスカットは好きなのですが、ちょっとレア品種のぶどうも食べてみたい!という時にも甲斐キングは良さげです。
・山梨の品種を食べてみたい人
山梨県ではさまざまなオリジナルぶどう品種が育成されていますが、甲斐キングもその一つ。まだ知名度が高いくないからこそ、知る人ぞ知る山梨のぶどうになっています。
まとめ:甲斐キングは「大粒・シャキッ・甘い」が魅力の山梨ぶどう
今回食べてみた甲斐キングですが、比較的安価で美味しいので近いうちに店頭でも見かけるシーンが多くなると思っています。「これはもっと知られてもいいぶどうだな~」って思いますもの。
しつこいようですがとにかく粒が大きい、食べるとシャキッ、果汁もしっかり感じられて酸味は穏やか。甘さには…どこか山梨ワインを思わせるような落ち着いた印象も感じられる美味しいやつです。
山梨県が「山梨を代表するぶどうになってほしい」と願いを込めて名付けたというのも納得できる味わいでした。シャインマスカットほど一般的な名前ではありませんが、だからこそ「まだ知られていない美味しいぶどうを探したい!」という方にはぜひとも候補に入れて頂きたいです。
ちなみに甲斐キングの収穫時期は8月中旬から9月中旬…と、まさに夏から初秋の今の季節にしか楽しめないぶどうですので、この機会に是非とも探してみてください。
甲斐キング お取り寄せ・購入先情報
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