一言でスイーツと言いましても和菓子、洋菓子、ケーキ、チョコレート、クッキー等実に様々なものがありますが、私がスイーツの中で最も好きなジャンルはフルーツ大福だったりします。
表面の柔らかな餅、中に入ったジューシーな季節のフルーツ、そして甘い餡の一体感がもう何とも言えなくて。なので、これまでにもフツーツ大福の類は色々とお取り寄せ&実店舗でも購入してまして、それでも鴻池花火(過去の記事へ)以上のフルーツ大福はないかもなーなんて思っていたのですが、個人的にそれ以上に好みな味わいを発見してしまいました。
京都の有名店、祇をん ににぎのというフルーツ大福です。
祇園ぽっちりとは?
舞妓さんが使う帯留めのことを「ぽっちり」といいます。舞妓さんはこれをとても大切にされるそうで、過去の時代は転んでもぽっちりを守ると言われています。
そんなぽっちりをイメージしたフルーツ大福が祇園ぽっちりです。
解凍状態で届く祇園ぽっちりは冷蔵庫で解凍してから頂く訳なのですが、1~2時間の半解凍状態が美味しいそうです。
祇をん ににぎ 祇園ぽっちり
画像では伝わらないと思いますが、ショップが推奨している1~2時間程度の解凍ですと周囲の皮と、皮の下に位置するであろう餡は柔らかくなっているのですが、中に入ったフルーツ類はカチンカチン状態なのが何となく分かります。
この状態でカットして良かったな~と思ったのは祇園ぽっちりの断面写真を大きく形を崩さずに撮影できたことかなと。これ、完全解凍させてたら綺麗に切れなかったと思います。
この段階では分かりませんが、このフツーツ大福には色とりどりの旬のフルーツが5種類も入っているそうです。まぁ見た目よりは味わい優先!ということで、では早速、頂いてみましょう。
まずは2時間解凍状態で頂いてみたのですが、水分の多いイチゴ等は硬くてシャリシャリだったものの、確かに美味しいです。これまでに多くのフルーツ系大福を味わってきたのは前述の通りなのですが、ここまでフルーツ感を多く感じるフルーツ大福は初めてじゃないかと思いました。
それは皮の内側にあるのが通常の餡子ではなく、甘酸っぱいイチゴ(あまおう)由来のいちご餡だからだと思っています。これが濃厚なホイップクリームのコクと甘さ、果物のジューシーさが合わさって抜群に美味しいです。本当、この三位一体感は凄い!
美味しく食べられる解凍時間の限界は6時間とされていますが、それくらい解凍させると中のフルーツもしっかり解凍されて柔らかさとジューシーさ、そして甘さが強めに出て また違った美味しさになりますのでお試あれ。私は4時間程度解凍した状態が一番好きかなー。
自分へのご褒美スイーツとして、そして贈り物にしても間違いのないフルーツ大福でございました。