動物愛護と毛皮・皮革製品についての考察。
毛皮や皮革を使ったモノ作りにも携わる妻と、それを採取するという目的のためだけに飼育され、そして殺されていく動物の存在について、そして それらを素材として仕入れ、世間に流通させる事で利益を得る全てのステークホルダと、私を含めた消費者の意識について話しました。
通勤途中の電車の中という環境だったので、横でこの動物愛護に関する話題を聞いていた方は「朝からヘヴィな事話してるなぁ…」と感じていたのでしょうね。(汗
さて、例えば天然の毛皮や皮革で作られた靴やブーツ、これらが持つ通気性や断熱性は、合皮では再現できないものだそうです。確かに天然の毛皮を防寒用として利用するなら 他に代替品がないほどの効果があります。
これらを使う事に関して罪悪感や嫌悪感を抱いていたら、
「例えば今、この電車の中であなたが履いているような革靴なんかも履けなくなるよ。」
と、妻は言います。
それに対して私は
「だって牛皮は食肉の副産物じゃない?」
と、返答しました。
無用な動物の死の上に成り立つファッションなどクソくらえだと思っているのです。
が、調べればこれも認識違いのようでした。←全部ではありませんが
中には皮革を取るためだけに飼育される牛も少なからずいるんですよね…言われてみれば「宮崎牛の肉を食べて残った皮革で作りました!」なんていう革靴を聞いたことがありません。
でも、私は今後も牛皮で作られた革靴に関しては、過度の罪悪感を抱く事なく使ってしまうのだろうと思います。
それはきっと、私の中での「線引き」が「自分が普段食べているもの」を基準としているからなのでしょうね。もう完全に私個人の価値観です。
人間は他の生物の命を奪わずには生活レベルが維持できない罪深い生き物です。
ならばせめて、その生き物を殺す時には、痛みを感じないようにして欲しい…と、私は心から思っています。こういった考えを持ったのも、文末でご紹介したの本の影響なんだと思います。 ← 通販日記なので、一応そのへんの事を紹介しておこうかと。
うさぎ、チンチラ、キツネ、ミンク等の毛皮はファクトリーファームで生産され、と殺され、出荷されます。
そして動物が最も悲惨な状態で扱われている国が世界一の毛皮生産国である中国だと言われています。
動物愛護の法律が存在しない中国で、肉体的にも精神的にも苦しんで育てられた動物が最終的にどのように扱われているか?は「中国 毛皮」といったキーワードで検索すると出てきます…最初から最後まで悲惨です。
が、こういった行為の根底には消費者のニーズがある事を、我々は知っておくべきかと思いました。モノ作りをされる方々にも、少しは考えて欲しいなぁ…売れれば良いんですか?
初めまして。ブログ村の動物愛護のトラコミュからお邪魔します。
動物に対しては、実に様々な立場があるようです。
私自身、自分の立場を余り明確にできていませんが、食べる以外の殺生は出来るだけしない、という立場です。ですから、毛皮に対しても余りいい感じをもっていません。もっともデモに参加するほど熱心ではありませんが。お書きの通り、多くの動物が悲惨な扱いを受けていますが、その現状がもっと知られれば、毛皮の需要や飼育の態度も見直されるのではと思いますけど。
皮革用の牛がいたとは、知りませんでした。私は自分の靴が本物の革かどうかさえ自信をもっていえない始末ですが・・・。
似たような趣旨で、動物実験をしている化粧品(最近はそうでないものも増えていますが)にも否定的です。発売前に人間の体に害がないかどうかを確かめるわけですが、化粧品って毛皮同様、必需品とは言えませんからね。なんて言うと、女性陣から猛抗議が来るかもしれませんが・・・。
『美味しんぼ』56巻は、手元にありませんが、たぶん読んでいると思います。捕鯨を認める点では私と作者は同じです。作者は、菜食主義に対しては、肉食と同等という評価だったかと思います。私は、肉食肯定派ですが、菜食主義の中に美点を認める点は作者とちょっと違うようです。そのあたりはこちらに書きました。もしよろしかったらどうぞ。http://blog.livedoor.jp/kokoro_no_fukei/archives/51896580.html
長々と失礼しました。それではこの辺で。
荻野さま、ご丁寧に有難うございます。
同じような立ち位置、そしてお考えの方からのコメントを心強く感じております。
化粧品に関してもそうですよね…
医学発展の為に犠牲となる動物もいるわけですし、
本当にデリケートな問題であるとは思いますが…
美味しんぼに関する作者の評価も仰る通りです。
URLも後で拝見させていただきますね。^^
先日はご訪問ありがとうございました。
さて、恐縮ですが、一つお願いです。私のブログにお書きくださった拙作に対するご感想を、私のHPの掲示板に転載いたしてもよろしいでしょうか。掲示板のURLは次の通りです。
http://6624.teacup.com/kokoronofukei/bbs
せっかくのご感想なので、より多くの人にお読みいただきたいと思いまして・・・。まあ、にぎやかな掲示板ではありませんが。
もちろん、うえ@通販日記さんのハンドルネームと貴ブログのURLも合せてご紹介します。お手数ですが、ご検討くだされば幸いです。
それでは失礼いたします。
荻野さま、こんにちは。
はい、もちろん大丈夫です!^^
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。m(__)m
早速のご許可、ありがとうございました。
転載させていただきました。
申し訳ないのですが、うちの掲示板が、うえ@通販日記さんのURLの掲載をどうしても許可してくれませんので、一旦ブログのコメント欄に立ち寄ってもらうという方法を余儀なくされました。すみません。
では、ますますのご活躍を。今後ともどうぞよろしくお願いします。