文字入力が格段に捗る高級キーボード 東プレ REALFORCE R3(リアルフォースR3)ブロガーや文章書く人は買って損なし!

「うえさん、東プレのキーボード知ってます?接点のないキーボードがあるんですよ。」
「ええ?スイッチないのにどうやってON/OFF判定してるの?」
「それが静電容量無接点方式といってですね(中略)買うのを悩んでるんです。」
「え?キーボードくらい普通に買っちゃえば良いじゃん?」
「東プレのキーボードは特別な仕様なので高いんですよ…モデルによっては3万近くします。」
「ええっ、本当に?」

みたいな会話をガジェット好きな同僚の岡本くんとしたのが2018年くらいでしたでしょうか。それを今になって突然思い出してからというもの、このキーボードの購買意欲に歯止めがかからず 悩んだ挙句に購入してしまいました。

結論から言いますと、文章を多く書かれる方であればこのキーボード界の最高傑作との呼び声高い東プレの高級キーボード REALFORCE(リアルフォース)シリーズは買いです。

REALFORCE R3(R3UA31)
REALFORCE R3(R3UA31)

さて、まず皆様は東プレという会社をご存知でしたでしょうか?私は岡本くんから聞くまでは聞いた事もない会社名だったのですが、それもそのはず…東プレさんは主に自動車用プレス部品を扱うメーカーさんなのです。

事業として電子機器関連製品も取り扱っていて、その一つがPC用キーボードREALFORCE(リアルフォース)シリーズという訳。
故障率が低い = 信頼性が高く、そして何より操作性が抜群に良いことから以前から金融機関や入力センターで業務用として使われており、銀行窓口用のキーボードとしてはREALFORCE(リアルフォース)が約70%のシェアを占めると言われています。

私はこれまでレノボのパソコンを購入した時にセットで付属していたメンブレンン式の(いわゆる普通の)キーボードを何不自由なく使っていたのですが、考えてみたら私はIT系の中でも結構な量の文字を打つ方なので、仮にこれで腕や肩のこり、そして身体の疲れが少しでも軽減されるであれば…しかも高耐久性(ずっと使える)のであれば高級キーボードとは言っても安い買い物になるのかも?という思いで購入を決意した次第です。

REALFORCEの特徴
REALFORCEの特徴(画像は東プレ公式サイトより引用)

まずはリアルフォースのメリットに繋がる特徴は多々あるのですが、その中でも特に私が大きい!と感じている特徴をご紹介しますね。

通常のキーボードはボタン(あるいはスイッチ)の集まりみたいなものなので、キーを押下するために「カチッ」とした音と共に入力信号がパソコンに伝わる仕組みになっていますが、東プレ REALFORCE(リアルフォース)シリーズは静電容量無接点方式が採用されています。つまり接点がないことが最大の特徴と言えると思っています。

これは少しばかり難しいお話になるのでざっくり書かせて頂きますと、キーの部分が一定レベルの深さまで押し込まれるとスイッチが入って入力信号がパソコンに伝わる仕組みなので、ハイコストではあるが これによって独特なキータッチで入力が行なえるという訳なんです。
これは実際に触って頂かないとご説明が難しい部分ではあるのですが、セブン銀行のATMの本体右側に付いている暗証番号入力用のキーボードも東プレの静電容量無接点方式が採用されているので、利用された際に意識して触ってみると良いと思います。

REALFORCE R3 専用ソフトウェアでAPC機能を設定
REALFORCE R3 専用ソフトウェアでAPC機能を設定

REALFORCEのWebサイトから専用ソフトウェアをダウンロードしてインストールすれば、各キーを押下したときに反応する深さ(各キーのオン位置の深さを)を0.8mm、1.5mm、2.2mm、3.0mmの4段階で簡単に設定可能なのも大きな特徴です。これをAPC(アクチュエーションポイントチェンジャー)機能といいます。

これの何が便利かって、文字通りの動きではありますが、数値を小さく設定すればキーを深く押し込まなくても反応してくれる~という点です。

私の場合、テンキーでExcel等に数値を入力して確定させる際には際にはキーボード上に2つ存在するEnterキーのうち、テンキーの右下にあるEnterキーを押下するのですが、必然的に小指で押すので 押し込む力が足りずに「キーが反応しない」といった状態になるシーンが多々あって地味にストレスを感じていました。

ですが、それはAPC設定をデフォルト値である2.2mmから小さい値に設定することで解消され、ストレスも無くなる上に入力も早くなりました。
このように、素早く小さな力で入力したい時には0.8mmか1.5mmくらいに設定、逆に押し間違いを減らしたいキーは深めの2.2mm、3.0mmに設定すると良いようです。
これは全てのキーに対して一括設定も行えますが、キーごとにも設定可能です。

REALFORCE R3 KEYBOARD(R3UA31)背面 REALFORCE R3 KEYBOARD(R3UA31)背面
REALFORCE R3 KEYBOARD(R3UA31)背面

東プレのリアルフォースもリニューアルが重ねられ、R3からはUSBによる有線接続だけではなく、要望の多かったというBluetoothによる無線接続も可能になりました。

私は外付けキーボードはデスクトップパソコンに対してしか使わないので5000円程コスト安になる有線タイプを購入しましたが、ハイブリッドモデルではパソコンだけなくスマホやタブレット等、最大4デバイスとマルチペアリングが可能です。ハイブリッドモデルはもちろんUSB接続しても使えますし、USBを給電用としても使えます。

地味に便利だな~と感じたのが、USBケーブルを左・右・中央と 露出させる位置を変更できる点です。PC本体の置き場所によってはケーブルが足りなくなりがちなので、こういうった細かい部分にも配慮が及んでいるのには好感が持てます。

REALFORCE R3(リアルフォースR3)使ってみた!
REALFORCE R3(リアルフォースR3)使ってみた!

さて、皆様にとっても気になるであろう肝心なREALFORCE KEYBOARD(リアルフォース キーボード)の使い心地ですが、正直最初はそれほどマッチしなかったんです。キーボードって「タッチの好み」の部分が大きいと思うんです。次点は「慣れてなんぼ」かなぁ…

私の場合キーストローク、つまりはキーの沈み方が深すぎる点に唯一のアンマッチを感じていましたが、これもちゃ~んと考えられていて、オプション(別売り)のキースペーサー(厚さが2mmと3mmの2種類あり)が用意されておりましたので あっさり解決です。
キースペーサー導入 設置に関しては長くなるので別の機会にレビュー記事を公開することとして、1~2週間も使うと「もう一般的なキーボードには後戻りできなないな…」と思えるほどの快適さになっています。

悩むわ~

カスタマイズ性までもがバッチリな東プレREALFORCE R3(リアルフォースR3)ではありますが、注意点が幾つか…それは製品の選び方です。
本体のカラー、通信方式、APCの有無、キー言語、スイッチ静音、キー印刷方式は好みが容易に選べるので良いのですが、最大の悩み所がキー荷重ですね…
キー荷重とは文字通り「何グラムの力でキーが押下できるか?」という値になります。

東プレのREALFORCE(リアルフォース)には45gモデル、30gモデル、偏荷重モデルが用意されていますが、これは買ってからの変更ができないので、慎重に検討する必要があります。
家電量販店とかで試し打ちできれば一番なのですが、自分には何が合っているのか?分かりかねるような(私のような)方であれば45gでも良いと思います。一般的なキーボードの荷重が50g~60gと言われているので、それよりも随分と軽いです。
また、文章を大量に打つ方であれば最初から30gを購入し、慣れてしまうのが良いと思いました。その方が体(特に腕)への負担が圧倒的に少なくなるので。

REALFORCE R3(リアルフォースR3)買いです

2万円以上のキーボード、当初は購入するまでに随分と迷いましたが、使い始めた今となっては「もっと早く買っておいても良かったかも?」と思える逸品だと思いました。
キーを押し込んだ指に吸い付くような感触と、適度に指を押し返してくれることで生まれるリズミカルな打ち心地、これはブロガーやライターの方には特に実感して頂きたいものです。

もう他のキーボードには戻れない…そんな私の感想と一致されると思っています。

迷う理由が値段なら買え、買う理由が値段ならやめとけ

この格言がしっくりくるキーボードでございました。楽天のふるさと納税でも買えますよ。

東プレ REALFORCE(リアルフォース) キーボード 購入先情報

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