最近の仕事用パソコンは処理能力も高くて薄くて軽くてバッテリーも長持ちするので、持ち運びを前提としたモバイル利用にはバッチリなのですが、いかんせん画面も小さいです。
老眼おじさんが画面の小さなパソコンを使おうとするとどうなるか?
小さな文字に対応するためにパソコンに顔を近づける以外になく、姿勢は必然的に猫背となって肩こり街道まっしぐらです。
では、そんな状況を何とかするにはどうすれば良いでしょう?
答えは自分の顔をパソコンに近づけるのではなく、パソコンから近づいてきてもらえば良い訳です。そう、パソコンの下に台になるようなものを置くとか。
なので、私はここ半年くらいパソコン購入時のダンボール箱をパソコン台代わりにして使っておりました。↓こんな感じに。
このダンボール製PCスタンド、意外にも高さが絶妙でそこそこ気に入っていたのですが、やっぱり色々と問題は出てきます。一番大きな問題は廃熱でしょうね。
機種にもよるとは思いますが、メイン利用のノートPCについているCPU冷却ファンの排熱が、本体の底面に出てくるものだから、ダンボールが熱を持っちゃうんです。そうなるとパソコンの熱も思っているように逃げないので良くありません。半導体に熱は禁物なので。
そこでアルミニウム切り出しのノートパソコンスタンドでも買おうか…とも思ったのですが、どうせなら色々な機能が付いたスタンドが良いかな♪と思って見つけたのがサンワサプライの新製品ノートパソコンスタンド 100-CR017です。
これがとにかく、色々な部分の調整が出来る上に、良く考えて設計されてるんです。
サンワサプライ ノートパソコンスタンド 100-CR017
まず、商品はコンパクトに折りたたまれた状態で届きますが、これで厚さは3.3cm。
↑画像は左側が上綿、右側が底面なのですが、底面には回転台がついているので、足を出さない状態であればパソコンを置いた状態で360度 回転させることができます。
クルンと抵抗なく回転するので、向かい合わせで座っている相手に画面を見せるのに地味~に便利です。
角度調整(20段階)
角度は20段階で調整可能です。
調整も金具のセット位置で簡単に変えられる仕様なので、色々と試してベストな角度に合わせると良いでしょう。
最も倒した状態で12度、逆にもっとも開いた状態で41度になるようで、私は一番鋭角な状態で使っているのですが、これでもナカナカの角度を感じます。
なので鈍角な角度で使うと不格好にも見えますが、外付けキーボードを使うならアリかなと。
モニタ上部に内臓されたカメラでWEB会議をする時には、むしろこの位の角度があった方が良いのかも知れません。標準状態でカメラONにすると、おでこがアップになって不格好だったりするので…
高さ調整(3段階)
高さは足が折りたたまれた状態で3.3cm、この状態でなら前述の回転台が使えます。足を延ばした状態で10.3cm、更にスライダで伸ばした状態で15cmになります。
これによって正しい姿勢でPCに向かうことが出来るので肩こりの改善に役立つのと、足を立てることによって出来たスペースが収納に役立ちます。仕事が終わった時に外付けキーボードをココにしまうと机の上がシュっとします。
パソコン本体と天板の間にはゴム製のスペーサーを配置することができます。
これによって機器と天板との間に隙間ができて、熱がたまるのを防いでくれます。実際、DellのLatitude 5320といく排熱が苦手でスグに熱くなってしまうPCでも試してみたのですが、確かにファンが回転する頻度が減りました。
しかもこのスペーサーですが、場所を柔軟に変更できる上に、スタンドにはスペーサーの紛失防止にまで配慮されている良くできた設計になっています。ここまで考えられているとは驚き。
そして機能はこれだけではありません。
※出展元:サンワサプライ 公式サイト
私はこのノートPCスタンドの撮影にスマホを使っているので↑画像はサンワサプライさんからの引用ですが、左右にスマホスタンドまでついているのがお分かり頂けるかと思います。
もちろんスマホは本体下から給電するケーブルを邪魔しないような設計になっていました。メモ帳や付箋紙なんかを収納するのも良いかも。
唯一気になる点としては…スタンドを立てて本体のキーボードを打鍵した時の振動がパソコン本体に伝わって、本体側モニタが若干ガタガタするところですが、それほど気になる部分でもないです。
肩こりも解消されたので満足です。これから会社で使い続けたいと思います!