どこかにビューーン!というサービスをご存知でしょうか?
旅好きさんの間ではすっかりおなじみのサービスですが、これを一言で表現しますと…JR東日本が提供する「行き先ガチャ旅」サービスです。
東京からならJRE POINT 6,000ポイントで使えるもので、表示された4つの候補駅の中からどこか1つが自動的に行先として指定されます。
行先が分からない分、通常より圧倒的に少ないポイントで新幹線旅ができて、思いがけない土地との出会いを楽しめるのが魅力です。

私もこれを早速使ってみたところ、今回の福島駅が当たったという訳です。
すると次に考えますのがJR福島駅を起点として、かつ公共交通機関だけでアクセスしやすい温泉地への宿泊です。それも出来ればにごり湯が良いなぁ…と考えたとき、候補として挙がったのが野地温泉ホテルです。
こちらの宿の魅力は何といっても温泉!標高約1200mに位置する雲上の宿と呼ばれるホテルで、源泉100%の乳白色のにごり湯を楽しめます。
しかも館内には趣の異なる6つの湯殿があって、露天風呂や檜風呂などを湯めぐりできるのが大きな特徴…素敵すぎません?
更に実際の宿泊者から口コミで寄せられた温泉への評価は非常に高くて、楽天トラベルでは温泉・お風呂の評価が4.73、じゃらんでは風呂の評価が5.0となっていました。
※この記事の執筆時点の数値です
今回はそんな野地温泉ホテルの宿泊記(宿泊レポート)として客室、温泉、夕食、朝食、館内の雰囲気などをじっくりとご紹介しようと思います!
野地温泉ホテルへのアクセス(行き方)
JR福島駅、そして猪苗代駅から車で約50分の場所にありますが…安心してください。JR福島駅からの往復送迎してくれます。
楽天トラベルの場合、ネット予約の際に送迎バスの利用を希望する場合には1.福島駅西口または 2.荒井駐車場(麓の専用駐車場・福島西ICから土湯温泉方面へ15分)のいずれかを記入するだけでOKです。

野地温泉ホテル 往復送迎バス
JR福島駅を指定された場合、バス西口を出て右側のバスのりば向かって下さい。バスは13:30の出発になります。
※ホテル → JR福島駅は10:15発
そこから福島県福島市の山間部 標高約1,200mという場所に向かって約50分間のバス旅になります。街中の温泉ホテルとは違って周囲には豊かな自然…そして雨が降っていたせいもありますが、ホテル前の空気は8月とは思えないレベルの冷たさでした。
公式サイトによれば夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と季節によって違った風景を楽しめるとのことです。あと、周囲には何もないのでご注意を…最寄りのセブンイレブンまで徒歩だと3時間48分かかるみたいです。笑
これはつまり「温泉に入って、食事をして、何もしない」という温泉旅行にぴったりなことが分かります。これ、温泉好きにはかなり魅力的じゃないですかね?
あ、冬季に車で訪れる場合は注意が必要です。
公式サイトでも冬季のスタッドレスタイヤ装着などについて案内されていました。山道を運転するのが不安な場合には往復送迎を利用するほうが安心でしょうね…
野地温泉ホテル 宿の基本情報
さてさて、まずは野地温泉ホテルの基本情報を整理しておきます。
・宿名:野地温泉ホテル
・所在地:福島県福島市土湯温泉町字鷲倉山1-2
・電話番号:0242-64-3031
・チェックイン:14:00~18:00
・チェックアウト:10:00
・客室数:61室
・温泉:源泉100%
・泉質:単純硫黄温泉
・Wi-Fi:全館利用可能
・送迎:福島駅から無料送迎あり(予約制)

野地温泉ホテル 外観(画像出展:野地温泉ホテル公式サイト)
公式サイトによりますと客室は全部で61室あって全室トイレ付き。そのうちバス付きが23室、特別室が2室となっています。
※全客室禁煙。
ここは温泉が素晴らしいので、特に部屋にお風呂は必要ないと思いました。
チェックイン~ロビーの様子
野地温泉ホテルに到着して感じるのが「本当に山の中まで来たな…」というシンプルな温度の違い(気温が低い)と、ホテル自体のレトロ感ですかね。ザ・昭和という感じ。
標高1200mという立地だけあって街中のホテルとは空気感がぜんぜん違います。私が到着した日は生憎の雨で周囲は霧に覆われてましたが、それでも豊かな自然が広がっているのはわかりました。
都会の喧騒から離れて静かに過ごせる、この雰囲気が良いんですよねぇ…本当に静か。
館内に入ると温泉旅館らしい落ち着いた雰囲気。
チェックインはバスに乗った多くのお客さんを一斉にロビー横の広間でさばいてくれます。館内の説明もスタッフさんがこの時にしてくれます。
そしてチェックイン後に重要なのが温泉についての確認です。
野地温泉ホテルでは時間帯によって男女が入れ替わる湯殿があって、本当に(中に誰がいようが)問答無用で切り替わります。
なのでチェックインしたらまず「今日はどの時間帯にどのお風呂へ入れるのか?」を確認しておくことをおすすめします。
野地温泉ホテル 客室レビュー
今回チョイスしたのは最もスタンダードな小さめ畳の8畳和室なので実質的には6畳くらいかな?私が「風呂上がりにビールを飲む専用空間」として位置付けている広縁はないタイプのお部屋でした。
野地温泉ホテル スタンダードな客室
とは言え、温泉宿として充分に落ち着ける空間だと思います。設備なんて必要最小限で良いんです…温泉に入ったあとで浴衣のまんま畳の上でゴロゴロする、これこそ温泉旅館の醍醐味ではないでしょうか。
ちなみに私、携帯キャリアは楽天モバイルなのですが電波は安定の圏外でした。でも全室 全館Wi-Fiが利用できるのでご安心を。
まぁ客室の豪華さを最優先する方には向かないホテルではありますが、温泉目当てであればかなり相性が良い宿なのだと思います。
野地温泉ホテル 温泉は圧巻でした
ここからが野地温泉ホテルの本番、そう温泉です。温泉好きの皆様であれば、、この宿を選ぶ理由のほとんどがここにあると言っても過言ではないでしょう…それほどまでに良い温泉でした。

野地温泉ホテル 鬼面の湯(露天風呂)
※画像出展:野地温泉ホテル公式サイト
野地温泉ホテルの温泉は源泉100%の乳白色のにごり湯!
公式サイトでは温泉のことを「柔らかい硫黄泉」と紹介されていますが、実際にもその通りだと思いました。ご覧の通りの白濁したお湯で硫黄もブンブン香るのですが、ちょっと口に含んでみますと酸味が少ない…という事で酸性度は低めなのだと思います。(故に柔らかいという表現になる)
これ本当、浴槽に入った瞬間からこれは温泉に来たなぁ…と思わせてくれるような雰囲気です。
野地温泉ホテルには鬼面の湯、天狗の湯、千寿の湯、羽衣の湯、剣の湯、扇の湯といった趣の異なる6つの湯殿があります。

野地温泉ホテル 千寿の湯
※画像出展:野地温泉ホテル公式サイト
中でも私が一番好きなのが↑の千寿の湯。ご覧の通り湯口から浴槽が3つ連なっているので、それぞれ温度の違いを楽しめるんです。
私はぬる湯が好きなので、一番離れた浴槽にのんびりと浸かっておりました。
そう、ここで魅力的であり最もご注意いただきたいのが、時間帯によって男女が入れ替わることです。これ、本当に予告なしに切り替わるのでタイミングには要注意です。下手したら痴漢扱いされますのでご注意を…
3時間おきに男女切り替え
これでチェックインしたら夕食前にこのお風呂 → 夕食後に別のお風呂 → 寝る前にもう一度 → 翌朝は別の湯殿…という感じで、館内を湯めぐりする楽しさがあります。
実際の宿泊者からもお風呂の種類が多くて時間ごとに男女が入れ替わるので楽しめるという声(口コミ)が多く見られました。いや本当、温泉の評価が高いのも納得です。
私の行った夏は新緑で綺麗でしたが、秋は紅葉、そして冬は雪見露天…これは季節ごとに行ってみたくなる気持ちもわかります。
野地温泉ホテル 食事について
夕食の満足度もなかなか☆
失礼ながら期待以上でした。いやぶっちゃけ、温泉メインのリーズナブルなホテルなのでそれほど期待していなかったのですが、それが良い意味で裏切られました。
野地温泉ホテル 夕食
夕食はビュッフエスタイルとかではなく、俗にいう旅館メシなのですが、温かいものは温かいうちに提供してくださって美味しく頂けました。特に何が美味しかった?というのはないのですが、量も丁度良くて助かりました。
朝食は素朴な感じ
朝食は夕食と比べると家庭的で素朴な印象です。
口コミでも「家庭料理的」「十分」という評価がある一方で「もう少しボリュームや趣向があれば」という意見もあるようです。
ここは好みが分かれるところかも知れませんが、個人的には前の日に食べた料理が代謝しきれないシニア世代なのでこれで充分♪
野地温泉ホテル 朝食
このご飯を食べて、朝風呂に入ってカロリー消費して、部屋に帰ってチェックアウトまでのんびり…みたいな過ごし方が良いと思います。
あ、ちなみに夕食時に布団が敷かれる旅館システムですが、朝食の間に布団は片づけられませんのでご安心?ください。
野地温泉ホテル 実際に泊まって良かった点
野地温泉ホテルに泊まって特に良いと思ったポイントをまとめるますと次の5つになろうかと思います。
1.乳白色の温泉が魅力的
にごり湯こそ最大の魅力じゃないですかね。
白く濁った硫黄泉、そして硫黄の香りは近づいた瞬間から温泉気分を大いに盛り上げてくれます。
2.湯めぐりが楽しい
6つの湯殿があって主要なお風呂は時間帯によって男女入れ替えもあるので、一泊でもいろいろな温泉を楽しめます。
3.標高1,200mの自然
都会のホテルでは味わえない静けさ…いや本当に静かです。他の方のクチコミでは運が良いと雲海が見れるとありました。(私は雨で見れ~ず)
4.JR福島駅から送迎がある
車の運転をしない旅行者にとってこれはかなり重要!
福島駅から無料送迎を利用できるので、アクセスのハードルを下げてくれます。予約時にコメントを入れるのをお忘れなくです。
5.何もしない旅」に向いている
到着したら温泉にひたすら入って疲れを癒す…という過ごし方が似合います。実際は入浴と言う行為そのものが体力を使うので、どっぷり疲れて良く眠れます。
一方で気になった点
私はとっても気に入った一方で、誰にでもおすすめできる宿かというと…実はそうでもないような気がします。
まずは建物や設備には温泉宿らしい昭和レトロ感があります。
最新設備を備えた高級リゾートホテルを期待すると大きくイメージが損なわれますし、実際の口コミでも建物の古さに触れる声が散見されます。
ただレトロでもちゃんとした温泉宿にありがちな「古いけれど清潔に保たれている」という評価もありました。私も全く同じ印象で、じゃらんでは清潔感4.2という評価でした。
あとは山間部なのでアクセスの悪さですかね…福島駅から車で約50分と距離もあって、公共交通機関だけで自由にアクセスするタイプの温泉地ではありません。
ただ、そこは往復の無料送迎があるので、時間帯さえ合えば問題なさそう。冬は車で行かれるなら十分な冬装備が必要です。
野地温泉ホテルはこんな人におすすめ!
1.温泉が好きな人
言うまでもないですね。
特に白濁したにごり湯や硫黄泉に特別感をもつ方なら一度は泊まってみてほしい宿です。
2.露天風呂が好きな人
自然に囲まれた露天風呂で季節の景色を楽しみながら温泉に入りたい人にもおすすめ!
3.一人旅をしたい人
一人での宿泊も受け入れて下さるそうなので、誰にも邪魔されず温泉三昧という旅行にも良さそう。
4.夫婦・カップル旅行
観光地への散策を詰め込むより温泉と食事を楽しみながらゆっ~~~~くり過ごしたい夫婦やカップルに向いています。
まとめ:温泉を心から楽しめる宿だった!
野地温泉ホテルに実際に宿泊して改めて感じたのは、ここはホテルというよりピュアに温泉を楽しめる宿だった!ということです。
もちろん食事もあります、客室もあります、カラオケも館内施設もあります。でもこのホテルの主役は間違いなく温泉(乳白色の硫黄泉)と標高1,200mという雲上の立地。
「最近ちょっと疲れた」
「何も考えず温泉に入りたい」
そんなときに訪れたら相当に満足度の高い旅行になると思いました。
東北や福島で温泉宿を探している方はもちろん、白濁した硫黄泉に入りたいという方には是非とも候補に入れてほしい宿でした。
次に行くなら…個人的には紅葉の季節、そして雪見露天を楽しめる冬かなぁ…前回行った玉子湯も良かったですが、野地温泉ホテルも季節を変えて何度も訪れたくなる魅力を持った温泉宿だと思いました。
最後に…スタッフさんのホスピタリティもバッチリです!
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