これまで仕事で佐世保には何度も訪れては、その度に延泊しては近辺を観光で巡ったりとしていたのですが、それも今回で最後…ではないかも知れませんが、少なくともしばらくは機会がなさそうなので、どうせなら東京からアクセスしにくい場所に行ってみることにしました。
それが小値賀島(おぢか島)です。
長崎県から西へ約50㎞、五島列島の北部にある人口3000人にも満たない、そしてコンビニすらない小値賀島にどうやって私が興味を持ったかといいますと、それはテレビ番組だったと記憶していおます。
小値賀島 島宿 御縁(外観)
今回お世話になった島宿 御縁(ごえん)のオーナーさんは、宿に外国人観光客を呼び込むために、世界中からから集まったワーキングホリデーの外国人を呼んでいるそうです。
外国人スタッフさんが宿で働く時間は1日におよそ5時間で、日中の空き時間は島をのんびり巡るなり海水浴をしたりと何をしてもOK!
宿で働いてもらいつつ自由時間で小値賀島の情報をSNSで発信、これが外国人が外国人を呼ぶ離島の秘密なのだとか。観光資源があるのになかなか観光客が集まらない地域のモデルにもなりそうです。
小値賀島へのアクセス
意外とモヤっとしたのが小値賀島へのアクセスです。
移動はフェリー一択で、博多港からであればフェリー太古で約5時間、佐世保港からであればフェリーいのりで約3時間、または高速船で1.5時間です。
ちょっと分かり難いな…と持ったのが、フェリーの予約方法。
高速船の場合は九州商船のインターネット予約サイトで簡単に予約できるのですが、大型フェリーは予約できません。(この情報を確定するのに迷いました)
ただ、ベルトラ経由であれば大型フェリーいのりであっても予約可能で、クレジットカード決済もできますし、予約後に発行されるバウチャーを港のきっぷ売り場で見せれば乗船チケットと引き換えてくれます。
まぁ予約しなかったとて、さほど込み合っている船ではないのですが、予約できた方が初めて行く人にとっては安心ですしね。
小値賀島 フェリーいのり 船内の様子
私は往路はフェリーいのり(大型カーフェリー)、復路は高速フェリーに乗ったのですが、個人的におすすめなのは大型フェリーいのりでゆっくり移動することですかね~。
移動はゆっくりですが揺れも少ないですし、じゅうたんでは寝転んで到着まで過ごせますので。
小値賀島 島宿 御縁へのアクセス
小値賀港ターミナルから島宿 御縁までのアクセスは徒歩10分程度で、お願いすれば車でお迎えにも来てくださいますが、到着が13時30分過ぎになるので地元のお食事処やカフェで軽くランチでも楽しまれると良いと思います。
時間を有効活用されたいのであれば、ランチはフェリーの中で済ませましょう。カップラーメンくらいしか売ってないので、お弁当持参が良いかな?
そして島宿 御縁では夕食時にアルコール類やドリンクオーダーを受け付けていらっしゃらないので、地元のスーパーで飲みものを調達されてから、小値賀島の海や街の雰囲気を楽しみながら向かわれるのがお勧めです
チェックインを済ませたら温泉…といきたいところなのですが、小値賀島には温泉がないので このままレンタサイクルで島内を巡ってみることしました。
便利なことに御縁さんではレンタサイクルもされているので、電動アシスト付き自転車を借りて狙っていた場所を短時間で3か所巡って写真撮影を楽しんできました。いずれも方向的には同じなので、よろしければ小値賀島サイクリングの参考になさってください。
小値賀島を自転車で巡る1か所目 姫の松原
道の両端からアーチ状に伸びた松の並木道で、その全長は450メートルあります。
この松の香りが何とも言えない癒し効果を与えてくれます。全身が木の匂いに包まれるこの感覚…高校時代の行った少年自然の家を思い出します。(笑)
小値賀島を自転車で巡る2か所目 五両ダキ
白い砂浜と削りとられた赤土の崖は写真で見るよりも実物の方が相当に迫力があります。
7月の週末ですら誰もいらっしゃいませんでしたので、プライベートビーチ感も満載ですなぁ。景色を見て感動したのは久しぶりです。
2泊くらい出来るのであれば、ここで半日くらいのんびり過ごしてみたい場所です。
小値賀島を自転車で巡る3か所目 長崎鼻
広い草原と青い空、海をを臨めるパノラマ絶景の放牧地です。
放牧地にも入れるのですが、門に近づいただけでも牛が興味を示してくれたのか、どんどん近づいてきてくれて癒し効果も抜群でした。
本当は中にも入れるのですが、ここまで迫ってきてくれて触れ合いもできたので大満足です。牛も可愛いなぁ…
小値賀島 島宿 御縁 夕食
そんなこんなで宿に戻るとちょうど夕食の時刻(18:00)でした。
夕食はこれだけの品を一気にご提供頂けます。あ、実際にはこれにスープとご飯が付くのでお腹も一杯。島で水揚げされた皮目を炙ったイサキ等、とても美味しくいただけました。窓の外を見ながらリーズナブルながらにも至福の時間ですなぁ。
私としては旅の醍醐味 = その土地で造られた地酒と共に食事を堪能することなのですが、前述の通りドリンクサービスはありませんので、宿のスタッフさんも言われている通り持ち込まれた方が良いと思います。
島宿 御縁 客室(ファミリータイプ)
部屋のタイプは幾つかあるのですが、今回は予約が早かったからと離れにあるファミリータイプの広めの部屋をご用意頂きました。
落ち着いたの畳の部屋で、テレビ・冷蔵庫・浴衣・タオル・ドライヤー等も揃っていて、もちろんwifiも完備です。
テレビは電波状況が悪いようで時折映らなくなりますが島時間を過ごしに来たので何ら問題ないです。車も全く通らないのでとても静かに過ごせました。喧騒を忘れる…とは、まさにこの事だわ。
ファミリータイプの部屋は風呂とトイレは別々、その他の部屋はユニット式なのだそうです。設備も新しくて気持ち良く利用させて頂きました。
カプセルホテル風の部屋もあるようで、リーズナブルな利用もできそうです。
島宿 御縁 朝食
朝食「こういうので良いんだよ~」という感じの和定食。しっかり食べて腹ごなしに近所を散策しました。
そういえば小値賀島に到着した日から感じたのですが、すれ違う人のほぼ全てが挨拶して下さるんですよね~。宿だけではなく、島全体がホスピタリティに溢れてます。
黒島園地から観た夕日
ちょっとアクセスはし難い島のようにも感じましたが、佐世保と福岡の間に小値賀島を挟んで3か所を観光するのも良いと思いました。
また再訪できる日が来ますように~。
小値賀島 島宿 御縁 予約サイト情報
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