伊香保温泉 ぴのん。一人旅&カップル旅行の最適解!源泉貸切温泉と創作フレンチを堪能!

来週の金曜日、急に休暇が取れそうになった!こんな具合に、私の国内旅はいつも急に決まる事が多いです。なので今回は人生二回目となる伊香保温泉に行ってみることにしました。伊香保温泉は東京からのアクセスが便利ですからねー。バスタ新宿からはバスで3時間半、電車を乗り継ぐと新幹線を使わずとも2時間ちょっとで温泉が味わえちゃうんですから。

問題は宿泊地なのですが、伊香保温泉と言えば黄金の湯白銀の湯という2種類の源泉があるのは有名なので、是非とも1つの宿でこれら2つの温泉を同時に味わいたい!というのが今回の旅で一番の狙いです。
…が、この2つの温泉を両方楽しめる温泉宿というのが結構少ないんですよね。あっても素泊まりで2万円とか。これで夕食・朝食をつけたら…なんて思うと気が重かったのですが、複数の旅行予約サイトを並列で探して偶然見つけたのが伊香保温泉 洋風旅館ぴのんさんです。

結論から申し上げますと、これがとてつもなくハイコスパな宿泊となり大満足の1泊旅行となりました。

伊香保温泉 ぴのん 外観
伊香保温泉 ぴのん 外観

まずはぴのんへのアクセスですが、伊香保温泉のシンボルとも言える石段街からは徒歩で10分ほど離れた場所にありまして、見晴下というバス停から徒歩3分の位置にあります。

大きなホテルが立ち並ぶ道路から少し入った場所…どちらかといいますと住宅地の中にあるので建物は周囲からは浮いているものの、車や人の通りが少ない分、とても静かに過ごせる立地です。

ぴのんは全20室の小規模な洋風旅館で、客室はシングル、ダブル、ツインルームが用意されています。

ぴのん客室 訳ありシングルルーム
ぴのん客室 訳ありシングルルーム

今回、私が選んだのが…というより、急な予約でもあったので一人旅ではココしか予約できなったのがB1Fにある訳ありシングルルームという客室でして、何が訳ありかと言いますと窓のすぐ外に後付けのエレベーターが設置されているので、眺望が得られないというものでした。

今回は温泉、次いで食事がメインの旅なのでそれは全く問題ありませんし、むしろお安くてラッキー♪くらいに思っています。
写真はありませんが部屋にはユニットバス形式でトイレと浴室が付いていましたが、浴室は一度も使いませんでした。

何せ、素晴らしい貸切風呂が24時間入り放題な訳ですから。

伊香保温泉 ぴのん 白銀の湯(貸切しろがね月ノ桜)
伊香保温泉 ぴのん 白銀の湯(貸切しろがね月ノ桜)

温泉の貸切風呂は施設内B2Fに4か所ありまして、伊香保温泉の「黄金の湯」「白銀の湯」の両方を楽しむことができます。これですよ…これこそが狙いだったんです!

黄金の湯は前回(とは言っても15年くらい前)の伊香保温泉旅で経験済みなのですが、無色透明な白銀の湯は今回が初めて。
ちなみに白銀の湯は1996年に開発され、利用が開始された割と新しい温泉です。

画像は月の桜という明るい日差しが差し込む貸切風呂で、背もたれから温泉が流れ落ちて、肩湯のような楽しみ方ができるので一番のお気に入り!

伊香保温泉 ぴのん 黄金の湯(こがね籠り湯 花雛)

そして伊香保温泉と言えば黄金の湯ですよねー。にごり湯って何故だかテンション上がりません?この茶褐色は鉄分が酸化した色で、色からは想像できないほどに肌に優しく体を芯から温め血行を促してくれます。

さて、今回ご紹介した白銀の湯も黄金の湯も、源泉に加水はしていないものの、適切な温度と清潔さを保つために濾過循環と加温が行われています。
そのせいでしょうか、本来であれば鉄分の粒子が湯の中に浮いて、口に含んだ時も酸味が感じられるのが黄金の湯だと思っていたのですが、それがフィルタされている事もあってか、それらが感じられなかったのが少しだけ残念です。でも恐らく、泉質には変わりないと思っています。。
本当、滞在中に気になった部分と言えばこれくらいです。

メンテナンスの手間とかを考えると仕方なしですかね。でもまぁ、効能は変わらないと思うので良しとしましょうか。
この辺が気になる方は近所の塚越屋七兵衛さんがおすすめです。ここは正真正銘の源泉かけ流しで、お湯は伊香保温泉のトップクラスだと思いますが、ぴのんの貸切風呂はカップルや家族、仲間内での利用に最適だと思います。

貸切風呂の利用状況がわかるタブレット
貸切風呂の利用状況がわかるタブレット

ちなみに貸切風呂があるフロアは地下2F、客室はそれよりも上のフロアにあるので「せっかく貸切風呂に来たのに使用中だった…」なんてのは予約なしで貸切風呂を運用されている温泉宿あるあるなのですが、こちらでは客室に設置されたタブレット端末で空き状況が把握できる仕組みになっています。

これは貸切風呂出入り口のカギに設置されたセンサーが施錠を感知すると「利用中」ステータスになるようでした。仕組み的に若干のタイムラグはあるものの便利でした。

更には姉妹館であるホテル松本楼の大浴場も無料で利用可能で、滞在中は何度でも入浴できます。(私は寝過ごして利用できませんでしたが…)

洋風旅館ぴのん スタンダードディナー
洋風旅館ぴのん スタンダードディナー

そして大満足だったのはフレンチの技法を取り入れつつ、和の要素も融合させた独自スタイルの夕食ですね。流石、洋風旅館だな~と思える地産地消を重視した創作フレンチ風懐石は見た目にも美しくて、とても美味しくいただけました。これもコスパを数段階上げている要素の一つですかね。

この日に味わったのは以下の料理で、量も多すぎずに丁度良かったです。
前菜 :春キャベツとホタテのゼリー寄せ、豚肉のリエット、サーモンマリネ
魚料理:鯛のポワレ パセリを効かせたバターソース
口直し:グラニテ(氷菓子)
肉料理:ローストポーク オニオンソース
デザート:榛名牛乳のパンナコッタ

フレンチ…と言われると格式とかも気になってしまいますが、ここでは肉料理にときにご飯と味噌汁が提供されて和む~。浴衣でも気軽に楽しめるリラックスした雰囲気作りも良いです。

次回はワンランク上のコースも試してみたいな。

洋風旅館ぴのん 朝食
洋風旅館ぴのん 朝食

洋食・中華・別館での和食バイキングから選べる朝食はせっかくなので洋食をチョイス。作りたて熱々のふわとろオムレツも美味しく頂けました。
こういう朝食って良いよねーという、絵に描いたような朝食でした。伊香保滞在中のランチも楽しめそうな丁度良い量でした。

本当、オーナーさんの想いが詰まった素敵なホテルで、スタッフさんも親切な方ばかりで、とても良い温泉旅行となりました。

ここは是非ともリピートしたい温泉宿ですが、金曜日でもそこそこ埋まっているので可能なら平日が狙い目ですかね。

松本楼洋風旅館 ぴのん オンライン予約サイト情報

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【編集後記】
伊香保温泉のお土産調達

伊香保温泉でお土産を調達されるなら、ホテルから石段街とは逆方向に徒歩で7分程の場所にある食の駅 伊香保店がおすすめです。
地元の方が多くいらっしゃるお店なので、間違いのないものしか置かれていない印象でした。