九州南北横断一人旅 2日目は、全国屈指の人気温泉地として有名な黒川温泉に来てみることにしました。黒川温泉もまた公共交通機関のみでアクセス可能です。
黒川温泉とは?
田の原川の渓谷の両側に30軒ほどの旅館やホテルが建ち並ぶ温泉街です。
黒川温泉はその30数件の宿を一つの旅館として捉えることをコンセプトにしています。それぞれの旅館は離れ部屋、それらを繋ぐ道路は渡り廊下、という具合に。それが黒川温泉一旅館という言葉で表されています。
黒川温泉への行き方(アクセス)
黒川温泉には鉄道駅がないので公共交通機関の場合はバスでアクセスすることになります。福岡の博多方面からであれば高速バス、JR熊本駅から路線バスが出ていますが、いずれにしても事前予約をおすすめします。
私はJR熊本駅で熊本ラーメンを頂いてから黒川温泉へと向かいました。路線バスなので随分と時間がかかりましたが、阿蘇の景色をゆっくり堪能できて良かったです。
黒川温泉 入湯手形
今回は始めての黒川温泉なので、私もベタな楽しみ方をしてみたいと思っています。まずは何と言っても入湯手形ですね。これをGETしに黒川温泉旅館組合 風の舎に向かいます。(入湯手形は黒川温泉内の各旅館でも購入可能です)
入湯手形とは?
黒川温泉にある旅館26ヵ所の露天風呂の中から、好みの温泉を3ヵ所選んで入浴可能な少しお得な手形です。木を輪切りにしたものなので使い終わった手形はお土産としても良いですし、近所の地蔵堂にも奉納できます。
温泉3か所を巡らずとも、うち1か所は飲食やお土産にも交換可能です。
入湯手形 おすすめの使い方 御客屋さんに行こう!
入湯手形で好みの温泉3か所を巡れる…とはありますが、旅館によっては時間帯を制限していたり、立ち寄り湯めぐり自体を受け付けていない旅館も多いのでご注意を!
私は何処を巡ったかといいますと黒川温泉でもっとも古い歴史を持つ御客屋さんに伺いました。明治以前は一般客の利用が禁じられていた肥後細川藩の御用宿で、その温泉は献上湯としてされていました。
メタケイ酸をたっぷり含んだ代官の湯で温まったあとは、これまた入湯手形を使って風呂上りのビールも頂けます。この楽しみ方本当に最高だわ。
夢龍胆 花泊まり
黒川温泉街を散策して向かうのは夢龍胆 花泊まりというお宿です。コンパクトな街なので中心部からも徒歩で10分かからないくらいでアクセスできます。
入口に近づくと出迎えて下さったのは夢龍胆 花泊まりで研修中だというネパール人のジンさん。名前を告げると「セイカイです♪」という謎の日本語ながらもとても和む言葉でロントまで案内してくださいました。
フロントにはいらっしゃるのはオーナーかな?ホスピタリティに溢れる方で、ここでの滞在はぜったい快適なんだろうな~という安心感が得られます。
夢龍胆 花泊まり 客室
緑に囲まれた施設の中にある客室はとても広くてビックリ!
和室の奥には小上がり、その奥にはウッディなベランダがあります。その下は川なので、せせらぎをBGMにのんびりするにはとても良さそう。
和室に布団を敷くスタイルかな?と思ったら、隣の部屋にはこれまた広いベッドルームがありました。
冷蔵庫、電子レンジ、キッチンも備わっているので食材を持ち込んで自炊もできちゃいます。ちなみに黒川温泉で持ち込み可能な旅館はこちらだけなのだとか。
夢龍胆 花泊まり 客室の温泉
そして何より夢龍胆 花泊まり最大の見せ場は、これまた黒川温泉唯一の温泉付き客室であるという点です。これちょっと凄くないですか?
温泉に浸かりたいな~と思ったその瞬間に温泉に入れるなんて素晴らしすぎ!という訳で、私の中では黒川温泉の露天風呂を楽しみたいなら入湯手形で3か所巡り、宿泊地をここにして24時間温泉三昧~みたいな過ごし方が良いと思いました。あと、姉妹館である夢龍胆の露天風呂も無料で利用できちゃいます。
泉質も柔らかで温度も丁度良く調整されているので ずっと入っていられる上に、お風呂に浸かりながら地ビールを楽しめる~なんてお宿、黒川温泉にはココ以外ないと思います。すだれから差し込む光と そこから楽しめる景色…素晴らしい~☆
本当、一人でこんなに贅沢しちゃって良いのかな?と思える素晴らしい旅館でした。プライベート感やプライバシーを重視する方にもバッチリです。今回は頑張った自分へのご褒美的な狙いもあったのですが充分に満足できました。
黒川温泉、その人気の理由が良く分かる旅でした。平日でも客入りはそこそこ多め、この日は出会う方の8割程が中国、韓国方面からいらした方のようでした。チェックアウト後は最終目的地である博多に向かいます。
夢龍胆 花泊まり オンライン予約サイト情報
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