[結論:完全補修は無理] マッサージチェア 合皮がボロボロだったので自分で補修してみた話。

私にとって1日の疲れを癒すのに欠かせないマッサージチェア
フジ医療器のマッサージチェア サイバーリラックス コンフォピット AS-750を購入したのが2013年の5月(その当時の記事へ)ということは、かれこで10年以上経過しているせいか、合皮(合成皮革)の部分がボロボロになってきました。

そうなんですよね…これこそが合皮なんです。
安価で軽量である反面、合皮は数年もすればボリウレタン樹脂の劣化によって加水分解とよばれる劣化が確実に起こってボロボロになります。これは合皮の革靴やカバンを使われていた方ならお馴染みの症状ですよね。

表面の合皮がボロボロになったマッサージチェア
表面の合皮がボロボロになったマッサージチェア

マッサージチェアの合成皮革で加水分解が特に背中や腰の部分で発生して放置したままにしますと、これがなかなかに面倒なことになります。
まずは劣化で剥がれた合皮そのものと、その下にある生地の黒い粉みたいなものが大量に服にこびりつくので、これを掃除するのが本当に大変で大変で…

とは言え、内部のメカ部分は健在なのでマッサージチェアごと買い替えるのは費用がかかりますしエコではないので、メーカーや販売店による長期保証期間はとうに過ぎておりましたが「数万くらいの出費は仕方ないかな?」という想いでフジ医療器さんに修理依頼を出してみますと、こんなお返事を頂きました。

フジ医療器さんへの修理依頼(お返事)
フジ医療器さんへの修理依頼(お返事)

要約しますと…
 ・製造終了して6年経過するので部品がない
 ・仕方が無いのでタオルを巻いて使ってほしい

何とも切ない回答ではありますが、メーカーとして落ち度はないです。
というより、いつでも修理できると思っていた自分の考えが甘かったか…というところですかね。

代替品として複数の機種を特別価格で購入可能とのオファーも頂きましたが、ここは自分で可能な範囲でボロボロになった合皮を補修してみることにしました。

合皮 補修シート(大判)
合皮 補修シート(大判)

購入したのは裏面がシール状になっていてボロボロになった個所に直接手軽に貼れる合皮補修シートで、幅は40cmの大判シートで、Ahialstueというメーカーのものです。

今回はマッサージチェアに利用しましたが、合皮のソファーや自電車のサドル、バッグ等の合成皮革に使えるものです。私の場合は合皮がゴッソリ取れて~というよりも強引に取ってしまった状態でしたので、この合皮補修シート(大判)を2枚使いました。
これ1つでお値段1,899円でしたので、修理にかかった費用は4000円といったところですかね。

合皮が剥がれてボロボロのマッサージチェア(補修前)
合皮が剥がれてボロボロのマッサージチェア(補修前)

類似商品は多くあるので、気に入った色合いや素材感(あまり大差ないと思いますが)でチョイスされれば良いと思います。

使い方もシンプル。
 1.補修する部分をキレイにふき取る
 2.補修シートを必要な大きさにカットする
 3.粘着紙をはがして貼り付ける
 4.表面をしっかり押し付ける

座る部分と背中の部分は特に劣化が激しかったので、ガムテームで表面の合皮を落としてから貼り付けてみました。

合皮がボロボロのマッサージチェア(修繕後)
合皮がボロボロのマッサージチェア(修繕後)

すると…一応はこんな感じになりました。

写真でご覧になると一見、マトモに修理できているようにも見えますが、やはり完全に剥がれた合皮は細かな粒子が浮いているせいか、これを可能な限り拭き取ったとて完全に接着できているようではありませんでした。

そりゃそうですよね…ガムテープすら固定して貼り付けるのが困難な状態なのに、こういったシートで完全に接着できるとも思えませんし。

マッサージチェア合皮修繕ビフォー アフター
マッサージチェア合皮修繕ビフォー アフター

結論:
・合皮がボロボロになったマッサージチェアの自力完全修復は不可能
・次回マッサージチェアを買う際には本革製を選ぶ

確かに無理があるよね~いう結論にはなりましたが、マッサージチェアの延命措置は出来ているようにも思っているので、この状態でまた1~2年くらい使えれば御の字かな?というところです。

マッサージチェアの合皮補修シート(大判)購入先情報

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