ワインやウィスキーならまだしも、スーパーや酒屋さんに並んでいるビールなんて高いとは言ってもたかが知れているでしょ?という考えもあって、ビール系の飲料であれば値段を見ずに買ってしまう事が多いのですが、会計時に予想を大幅に超えた金額を宣告されてビックリするシーンが過去に何度かありました。
直近ではコレですね。
宮城県産の和栗を使ったスタウトビール、その名も栗黒(くりくろ)というビールです。
そのお値段、これ1本で何と1000円もしました。汗
それも中~大瓶クラスならまだしも、330mlでこのお値段ですので、お店で飲んだら相当なお値段になりそうなビールです。
ただ、これは国内では滅多にみかけるビールではありませんので、そういう意味では買って良かったのかな?なんでも輸出専用に特別に造られた黒ビールなのだそうです。ちなみに、その製造元は宮崎県のクラフトビールメーカーとして有名なひでじビールさん。
私は宮崎県には頻繁に出張してましたので、宮崎空港に立ち寄って再会するのを一つの楽しみとなっているビールメーカーさんです。
で、この栗黒ですが、イギリスで開催されたビールの世界大会、ワールドビアアワード2017 においてワールドベストフレーバドスタウト&ポーターを受賞、スタウト & ポーター部門では総合カテゴリーにおいても頂点に立った世界一のビールなのだそうです。
ワールドビアアワードで世界一に輝いた栗黒 飲んでみた!
世界一か~相当に美味しいだろうな♪と、ハードルを上げまくって飲んでみたら確かに美味しくてビックリしました。
まずは香りですが、黒ビールらしくローストした大麦の香ばしさの奥に栗がいるんです。ビールなのに栗…という不思議感覚を味わいつつ飲んでみますと、コーヒーやチョコレートのビター感の後に、しっかりとしたボディを持つ栗の存在感が伝わってきます。
「おお~確かに栗がいるね!」
これまでにお取り寄せして相当に美味しい…と感じた松仙堂の純栗ペーストを香ばしく焙ったかのような、今までに味わったことのない類のビール。そして、この味の複雑さですよ…こりゃ確かに高いの分かるわ。
アルコール度数は9%とベルギービール並みに高いのですが、アルコールの角は感じられない大変に良く出来たビールです。味わいも深いですねぇ。
しかもこの栗黒、何と数年間も瓶内熟成~つまりはエイジング可能なビールなんです。エイジングさせることでアルコールが更に全体に馴染んで 更に柔らかく重厚な味わいになるんでしょうね…まだ若い段階でもこれですから、1年後くらいに飲んだら また違ったテイストで楽しめるのでしょうね~。1本しか買わなかったので無理ですが。(笑)
ビール好きの方であれば、一度は飲んでみる価値があるビールだと思いました。
栗黒 お取り寄せ・購入先情報
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