本当はこの記事ももっと早くUPできる予定だったのですが、東北地方の長雨の影響による日照不足等もあって出荷が遅れに遅れ、予想よりも1か月近く遅れてようやく到着したのがこちら、ピノガールです。
ところで、みなさまはこのピノガールという品種をご存知でしたでしょうか?
ピノガール
ピノガールとは?
今から2年前の2020年に商業出荷が開始されたばかりの新品種小玉スイカで、その最大の特徴といえるのがタネが通常のスイカの種と比較して、大きさが1/4程度しかないことです。しかも、タネは柔らかで噛んでも嫌な感じはしないので、そのままタネを気にせずに食べられますというものです。
形はご覧のように小玉すいかよりは縦に長い楕円形をしています。
スイカにタネは少ない方が絶対に良いです。極端なハナシ、消費者にとって一番有難いのがタネが一切ないことですし。
ただ、これまでにも幾度となく種無しスイカが市場に出回りましたが、定着できずに消えていきましたよね…その理由はとてもシンプルで「美味しくないから」。
今でこそブラックジャックに代表されるような美味しいとされる種無し西瓜も出回っているようですが、ピノガールは種ごと食べても気にならないように♪と、何と16年の歳月をかけて開発 → 誕生に至ったそうです。これはまさにスイカ革命。
では早速、その苦労の末に収穫されたピノガールを半分にカットしてみます。
一瞬「うわっ、種が小さい以前に少なっ!」と思ったのですが、これはタネが少ない部分をカットしたが故にこのようになっております。実際はタネは入ってますが、やっぱり少ないと思います。それか、タネが小さいので少なく見えるのでしょうか?
ちなみに…切ってから数日、ラップをかけて放置したスイカを見てみたのですが、通常の大玉スイカですとタネの周りが柔らかくグズグズになるので食味が悪くなるのですが、ピノガールはそれが見られないので日持ちの面からも有利なのかも知れません。これもタネが小さいことのメリットかな?
そして皮も薄いですね~。小玉スイカの皮って大玉スイカよりも薄いですが、ピノガールは薄さが際立っているように感じます。香りも良いし果肉のキメも細かいし…これは期待できそう!
ピノガール 食べてみた
ん~♪シャリシャリと繊細な触感が上品ですね。甘みもバッチリなので糖度もそこそこ高いのではないでしょうか?そしてタネも気にならないです。
個体差はあるかも知れませんが、中心部分に近いほどタネは白く小さく全く気にならないレベル、逆に中心よりも少し皮に近い部分には黒々とした小さいながらにも、やや存在感のあるタネが確認できます。せっかくのマイクロシード小玉西瓜と呼ばれるピノガールなので、あえてタネだけをそのまま噛んでみましたが、確かに確かに…これは柔らかくて苦みを感じないです。
ピノガールのタネはスイカバーのチョコチップ感覚~というのはちょっと言い過ぎだと思いますが、言われている通り普通に食べやすいですし、意外と知られていないところではスイカの種にはビタミン、ミネラル、たんぱく質や脂肪酸といった人体にとって有益な栄養素が豊富なので、体力が落ちがちな夏場の水分と栄養補給に丁度良いです。
タネは確かに気にならないですね。凄いな~コレ。
シャリシャリと租借して「あれ?何か歯に当たったかな?」というタイミングで歯を離して再度シャリシャリ…なんてやっていると、いつの間にかタネまで飲み込んでいるというレベルに気になりません。
本当、通常のスイカとは比較にならないほどタネ小さく、そして少ない…という事で、やっぱり非常に食べやすかったですね。これはまさに、従来のスイカに対する概念が変わる新品種です。
これ、特に若い女性なんかにはウケるんじゃないですかね?タネをペッペと出さずとも美味しく頂けるわけですから。まもなく旬も終わってしまうので、気になったら今のうちに是非どうぞ~。
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