オフシーズンの新島旅行は島全体が貸切状態だった!新島村温泉ロッジ 宿泊レポート。

以前よりも出入国のハードルが低くなったとは言え、まだまだ敷居が高い海外旅行…だから国内に行くにしでも、できるだけ普段とは違う環境に身を置いてリフレッシュしたい!
そう考えた時に真っ先に思い浮かんだのが離島への旅行でした。

以前、伊豆大島に熱海からジェット船で向かって大型客船で東京に戻ったときの旅行があまりにも快適だったので今回も船旅を楽しもう♪ということになりまして、選んだのは新島です。
夏休みシーズンの週末は東海汽船の大型客船の座席がすべて埋まるどころか、船内の空いたスペース(船内ロビーや通路、デッキ等)で過ごしてね!という、席なし乗船券(フリー乗船券)とかいう凄まじいチケットまでもが発売されるほどの超ハイジーズンの新島ですが、3月はシーズンオフでとても快適に過ごすことができました!

東海汽船さるびあ丸 特2等客室
東海汽船さるびあ丸 特2等客室は寝台列車のよう

が、誤算が2つあったので先にご紹介しておきましょう。

誤算その1:想像以上の船酔い!
金曜日の夜に竹芝桟橋から出港した時の東海汽船 さるびあ丸は、いつ港から離れたか?にも全く気付かない程に快適そのものでだったのですが、経由地である伊豆大島を出たあたりから海の様子が変わってきました。
さすがサーフィンのメッカ新島…強風と高波で上下に大きく揺れる船体に、数年ぶりの船酔いを経験しました。
悪いことは言いません。船内アナウンスで「まもなく大島に到着」というタイミングで、乗り物酔い止めの薬を飲んでおきましょう。

誤算その2:オンラインで宿泊予約可能な宿がゼロに近かった!
楽天トラベルで新島で宿泊施設を検索すると当記事の執筆時点で17件HITしたのですが、実際に宿泊プランが用意されているホテルはGUEST HOUSE IKETAさん1軒だけでした。
しかもゲストハウスで我々が考える家族旅行にはマッチしなかったので、20年以上ぶりに電話&メールフォームを駆使して宿泊地を検索する羽目になりました。

新島村温泉ロッジ
新島村温泉ロッジ

温泉好きであれば新島での温泉宿はココ一択だと思っているのが新島村温泉ロッジです。新島(新島村)には3つの温泉保護施設があるのですが、その一つが新島温泉ロッジ(新島村温泉ロッジ)なんです。ちなみに他の二つは後述する湯の浜露天温泉、コロナウィルスによるまん延等防止措置期間は島民だけに利用が限られる間々下温泉(まました温泉)です。

正面画像だけを見ますとこじんまりとした平屋のホテルに見えますよね?

新島村温泉ロッジ 案内図
新島村温泉ロッジ 案内図

でも実際のレイアウトはのように部屋同士が隣接しないようになっているので、周囲の音が気にならずにとっても快適!道路とも面していないので夜はとっても静かです。

とは言え、他のお客さんやスタッフさんのためにもマナーと節度を守った利用をお願いしますね。

新島村温泉ロッジ 客室(和室) 新島村温泉ロッジ 客室(和室)
新島村温泉ロッジ 客室(和室)

オーソドックスな和室は入り口ドアのスグ近くにトイレがあって、窓側に広縁があるタイプ。雰囲気はまるで中高生の頃に学校行事で宿泊した少年自然の家みたいです。

空の冷蔵庫があるのは良いですね。釣りエサ等を入れないでね~という貼り紙を見るとさすが新島だな~と感じました。
館内着として作務衣があり、タオルも用意されていますがアメニティには期待せずに歯ブラシや化粧水なんかは普段使っているものを持ってこられた方が良いでしょうね。

布団の用意も自分達で行います。宿の方の介入がないので気兼ねなくゆっくりとくつろげました。

新島村温泉ロッジ 源泉かけ流し温泉大浴場
新島村温泉ロッジ 源泉かけ流し温泉大浴場

大浴場はこじんまりとした内湯のみで露天風呂はありませんが、塩化物泉にしては湯あたりも柔らかで、上がった後も身体のポカポカが長時間持続します。

そしてお湯の温度もぬるめなのが私には嬉しい♪
最初は温めのお湯に浸かって、少々物足りなくなったら源泉のコックを回せばアツアツの源泉(90℃にもなるとの事なので要注意です)が出てくるので温度調整も可能です。

良い感じの湯加減になったら、他のお客さんのためにも湯量を元に戻すこともお忘れなく♪そして、露天風呂がなくても何ら不足を感じなかったのが、近所にある湯の浜露天温泉の存在です。

新島 湯の浜露天温泉
新島 湯の浜露天温泉

新島の観光情報を調べた事がある方なら、このパルテノン神殿のようなテルマエロマエを彷彿とさせる建造物の画像をご覧になった事も多いかと思いますが、ここは湯の浜露天温泉といいまして24時間、何と無料で楽しめる混浴温泉施設で、新島村温泉ロッジから徒歩でアクセス可能です。

これが控え目に言っても最高レベルなんですよ…水平線を眺めながら、新島を身体全体で感じられる素晴らしい温泉です。
足湯以外の温泉は水着着用が必須となりますが、入り口スグに男女別の更衣室と100円のコインロッカーがあるので安心です。

海沿いのある上に温泉自体も塩分を含んているのでロッカーは錆びてますし、更衣室は公共プールレベルではありますが、それを差し引いても良い絶景露天風呂でした。天気が良い状態でココに来れたことを本当に幸せに感じます♪

ただ、まん延防止等重点措置が発令されている状況下では24時間営業という訳にはいかず、利用時間が限定されてるので要注意です。私が伺ったときは9:00~21:00でした。

新島村温泉ロッジの食事
新島村温泉ロッジの食事

お話は温泉ロッジの話題へと戻りますが、夕食は先付から始まって煮物やら何やらが順に提供される旅館食とは違って、ほぼ一度に運ばれてくる定食スタイル。食材も地魚や明日葉料理が多いのも新島ならではで嬉しいです。

島のお母さんの手作り感満載の料理は全て美味しく味わえました。これで島のお酒が同時に楽しめれば更に最高なのですが、東京都には前述の通りまん延防止等重点措置が発令中でしたのでココは我慢っと。(新島も東京都)

朝食時は何と、近くで刈り取ったばかりの明日葉もお土産にどうぞ♪とプレゼントして下さいました。本当に有難うございます。m(_ _”m)

新島 海岸

それにしても、大型客船で新島に降りた方は少な目に見積もっても100人以上はいらしたかと思うのですが、みんな何処に行ったの?と思えるほどに観光客とは出くわしませんでした。

温泉ロッジへの宿泊客は我々だけ、湯の浜露天温泉も我々だけ、新島港付近の海岸や前浜海岸も我々だけ…という、まるでシーズンオフの新島を島ごと貸し切ってしまったかのような静けさと快適さで休暇を過ごすことができました。

また次に行くときもシーズンオフが良いなぁ☆

新島村温泉ロッジ オンライン予約サイト情報

【スポンサーリンク】