とりかわ(とり皮)と言えば私が焼鳥屋さんでレバーと共に必ずお願いする鉄板メニューなのですが、博多でいう「とりかわ」は、単純に鶏肉の皮を串に刺して焼いただけのモノとはまるっきり異なるものであるようです。
それを知ったのは、確か九州の芸人さんが博多グルメを紹介するような番組であったと記憶しています。とり皮にタレを長時間漬けこんで焼く、何とこれを複数回繰り返すことで旨味は増幅し、表面はカリっと香ばしく仕上がるのだそうです。
博多とりかわ 長政(福岡市 ふるさと納税返礼品)
博多のとりかわは単純にとり皮を串に刺しただけではなく、熟練の技でグルグルっと巻いたように刺すことに加えて前述のように漬けて焼いてを繰り返すので、完成までには大変な手間がかかります。
今回、購入させて頂いた長政のとりかわも、皮下脂肪の少ない首の皮だけを使用し、博多独特の製法で巻き上げ、5日間に分けて7回も焼くという、とんでもない手間暇をかけてつくられる逸品で、そのクオリティは福岡市のふるさと納税返礼品として採用されているほどに確かなものです。
私も今年、ふるさと納税デビューで長政のとりかわをGETさせて頂きました!
中身は5本ずつ包装されています。
この白っぽいのは油とかコラーゲンの類ですかね?正直、あまり美味しそうなビジュアルではありませんがご心配なく。しっかり美味しく仕上がります。
商品以外には美味しい作り方が書かれた説明書が入っていました。解凍はしてもしなくても良いし、フライパン調理できるなんて手軽でイイですね。
私は出来るだけ美味しく頂きたいので、冷蔵庫で半日ほど自然解凍してから調理してみました。
博多とりかわ 自宅での調理方法
火力は最初から最後まで必ず弱火、温めたフライパンに油は敷かずに、博多とりかわを1本1本 できるだけくっつかないように少し離して並べます。
そしてコロコロと左右に転がしながら じっくりと加熱しますと、やがてとり皮の表面がジュウジュウという音と共に煮たってきたら食べ頃です。
全体的に細くて小さいのは前述の通り焼きを繰り返しているが故ですが、すべてがセセリ部分の皮だと考えるとかなり高級感を感じるとり皮ですねぇ。(博多では庶民価格なのでしょうけれど)
串の部分も相当に熱くなっているので、火傷に注意しなからお皿に盛っていただきます!
博多とりかわ 長政の焼き鳥とり皮 食べてみた!
表面はパリパリなのは想像通りなのですが、皮を香ばしく焼くだけ~という通常一般の鶏皮と比較して驚くべきは味わいの凝縮感かなと。
噛みしめるごとにギュ~と詰まったジューシーな旨味が押し寄せてきます。味付けも濃すぎず絶妙で、こりゃビールに合うわぁ♪
博多の方が一人10本とかオーダーされるのも納得の美味しさですね。余分な脂が製造過程で抜けているから、こういった味わいになるのでしょう。これ何本でも食べられちゃいそうな勢い。
現在では手間がかかりすぎるが故に、伝統的な製法で作られるお店は少なくなったようですが、こういう文化はずっと続いて欲しいものですなぁ…
焼鳥の皮が苦手な方にも、是非とも試して頂きたい博多グルメでございました。
博多とりかわ長政 お取り寄せ・購入先情報
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博多とりかわ長政(公式通販サイト)
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