寝台特急「北陸」で行く、秋の金沢一人旅。

交通インフラが発展して、何処にでも短時間でアクセスできるようになった国内ですが、E移動のためというよりは、少しだけでも非日常を味わいたいので今回は寝台特急「北陸」で寝台列車を初体験してみる事にしました。
残念ながら今は運行されていません

寝台特急 北陸
寝台特急 北陸

飛行機であれば東京から1時間足らずの北陸に7時間かけての一人旅。時間を贅沢に使って旅しているようで優雅じゃないですか♪

ところで、皆様は寝台列車って利用されたことはありますか?
私はこの旅が初めてで、プライベートな空間が確保されないかも…というのが悩みだったのですが、狭いながらにも完全に独立した環境が備わっておりました。

完全に立ち上がる事はできない…という上下に狭いカンジですが、足を伸ばしてゆっくりくつろげるのは良いですね!社内には浴衣まで用意されていて旅行気分も盛り上がります。

寝台特急 北陸 B寝台
寝台特急 北陸 B寝台

AM6:30 金沢駅着…という、この時間から旅先観光をスタートさせることができる!というのも寝台列車の一つのメリットですね。
朝のマックで旅行雑誌を読みながら、今日の日程をのんびりとプランニング。こういった自由がきくのも、一人旅ならでは。

雨が多いとは聞いていたので覚悟はしていましたが、天気はあいにくの雨。
観光地に来て雨が降っていると 損をした気分になりがちだけれど、雨に濡れた石畳が光を反射して、金沢の古い町並みを柔らかくライトアップしているようで…独特な情緒が感じられます。

ひがし茶屋街は古い町並み…というよりも、新しい建物を歴史が感じられるように工夫しているような感じではありますが、雰囲気あって良いです。

雨の金沢 ひがし茶屋街
雨の金沢 ひがし茶屋街

加賀は温泉処ではありますが、JR金沢駅周辺には温泉が少ないみたいですね。
そんな中でも温泉付きのホテルで歩き疲れた身体を休めた翌日は兼六園へ行って参りました。

ここには派手さや華やかさとは違う侘び寂び、そして人工美があります。それが金沢という街を象徴しているようにも思うのです。

兼六園
兼六園

庭園内の山崎山の近くには、松尾芭蕉が奥の細道で詠んだ俳句の句碑があります

「あかあかと 日は難面(つれなく)も あきの風」

秋の風の中に飛ぶ赤とんぼを連想るような句だけれど、私がいつか、この句と遭遇した時に脳裏に浮かぶであろう光景、それは ついさっき、記念撮影で台座の上に整列した女子高生のスカートが、秋の風による悲鳴と共に、一斉にめくれ上がった様子じゃないかと思います。

それはさておき…日々の喧騒を忘れ一人、癒されたくなったら雨の金沢です。

今回の宿泊先:ドーミーイン金沢 オンライン予約サイト情報

【スポンサーリンク】