普段は2000円以下の安旨ワイン、そして たま~~に角打ちや量販店でお高いワインを1杯だけ~みたいな事をしていますが、値段の違いは香りと味の複雑さ&奥深さに出ますよね。なのでお安いワインの中でも どういったものに出会いたいなぁ…なんて思いはするものの、それがナカナカに難しいものがあります。
味わいの複雑さを安く…となると、ブレンドですかね。
メルローとカベルネ・ソーヴィニョンなんてのは鉄板だと思いますが、今回は何でも20種類ものブドウ品種をブレンドした特別な赤ワインがあるとの事で購入してみました。
カーザ・ド・ヴァーレ・レゼルヴァ・ティントというポルトガルのワインです。
カーザ・ド・ヴァーレ・レゼルヴァ・ティント 2017
通常、ブレンドワインは品種ごとに畑を分けて栽培し、後の過程でブレンドされますが、この赤ワインは違います。
同じ畑に20種類ものブドウを混植し、それを一気に収穫するのだとか。
これはフィールドブレンドと呼ばれ、古来から続く伝統的で庶民的な醸造方法なのだそうです。
年間に5,000本しか出荷されないという特別な赤ワイン、頂いてみましょう。
色は濃いルビー色で、熟した果実を思わせる香りがですね。キリっとしつつも それほど強くない酸味で、ちょっぴりスパイシーさを感じます。
味は複雑…というよりも、捉えどころのない味という表現が適切かと思われます。
ただ、2000円以下でこれなら全然アリ。まだまだエイジングさせても良い感じに熟成してくれそうな気がします。クレ・デュ・ヴァンで意図的にエイジング感を出してみようかな?
女性の審査員のみでジャッジされるワインコンテンスト、サクラアワードでも銀賞の受賞実績がある赤ワインは、単なるブレントどいうよりも、畑を丸ごと味わっているような珍しい気分にさせてくれる赤ワインでございました。
カーザ・ド・ヴァーレ・レゼルヴァ・ティント 購入先情報
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