色落ちがエグい布製品に色止剤 ミカノールを使ってみた。(みや古染 桂屋ファイングッズ)

海外旅行や海外フェスでの楽しみの一つ、それは日本では滅多に見かけないデザインないし色合いをもった布製品を買う事です。
最近渡航した国でいうならインドバングラデシュにはビビットな色合いの布が沢山あって、とても購買意欲をそそられました。

特にバングラデシュ旅で出会ったガムチャ(ガムサ)という、日本でいうところの手ぬぐいが本当に手軽で、帰国してからも大変役立ってくれています。

バングラデシュのガムチャ(ガムサ)
バングラデシュのガムチャ(ガムサ)

お手洗いの際に手を拭くのに使っても良し、汗をぬぐうのに使っても良し、国内旅行で立ち寄った足湯や日帰り入浴の際にタオルとして使っても良し、バンダナ風に頭に巻いて汗止めにしたり、肌寒い時には首にも巻けるという万能っぷりでとても気に入っているのですが…そこは海外製品ですかね~とにかく色落ちがエグいんです。

洗っても洗っても洗濯槽の水は紫色に染まるので、この布は最終的に真っ白になるんじゃないのかな?と思えるレベルの色落ちっぷりです。

洗う程に生地の柔らかさも増して吸水性や肌触りもソフトになって好きなのですが、この鮮やかな色合いを少しでも長く楽しみたい!という想いから探して購入したのが色止剤 ミカノールという商品です。

ミカノールとは?
ミカノールとは?

ミカノールとは?
化学染料で染色した後の色止剤です。
藍染・草木染めなどの天然染料には効果はありません。
綿や麻、レーヨン等の植物由来の繊維に対して使う色止め剤で、化学染料で染色した後の色止剤として効果が期待できるものです。

公式サイトの説明によりますと、本来は染色後の布を中性洗剤で洗ってすすぎ、乾いた状態の染め上がりを見てから使うもののようですが、ミカノールは染色後であればいつでも色止め処理可能(使用可能)とのことなので、これならガムチャにも適用できそうなので試してみることにしました。

ミカノール 使い方
ミカノールの使い方

ミカノールの使い方
1.染色温度よりも若干低めのお湯を用意して処理液を作ります。
30℃以上で染色処理したものは「ぬるま湯」で、30℃以上で染色処理したものは「お湯」2リットルに対してキャップ1杯のミカノールを入れて処理液を作ります。
もちろん私の場合、ガムチャの染色温度なんて分かるハズもないので、普通に入浴するレベルの温度のお湯にしてみました。

2.色止めしたい対象を上記でつくった処理液に浸します。

3.20~40分放置します。

4.処理液から出して水洗いします。

ミカノール 色止め効果検証
ミカノール 色止め効果検証

実際のところ、色止め効果はどの程度のものなのか?を比較検証するために用いたのがColour&Dirt Collectorという色移り防止シートです。これを色落ちしやすい洗濯物と一緒に洗濯機に入れて洗うことで、色落ちしたものを吸着・吸収して閉じ込めてくれるスグレモノなのでご興味ある方はリンク先の過去記事をご覧いただきたいのですが、色落ちが少なくなっているのが分かると思います。

Colour&Dirt Collectorを使った事のない方にはAfterでも結構落ちてるじゃん…と思われるかも知れませんが、普通の衣類を洗濯しただけでもこの程度には色づくのでなかなかの結果だと思っています。特に青系の色が落ちなくなっているのが分かります。

とは言え、お湯で洗ったりすると多少の色落ちは続くようなので、白いものとは洗わない方が良いでしょうね。ただ、間違いなく購入当初の色合いが長く続くので、色落ちしやすい布製品を持っている方は試された方が良いアイテムだと思いました。

ちなみにミカノールの製造販売元は桂屋ファイングッズという歴史ある日本の染料ブランドで安心感もあります。

ミカノール 購入先情報

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