渋温泉 天川荘 まるで親戚のお爺ん家じゃあ♪

前回の記事で平湯温泉(その時の記事へ)をご紹介しましたが、その翌日は渋温泉に向かう旅程にしました。渋温泉、実は随分と前から行ってみたい温泉地だったので念願を叶えたカタチです。^^

車に乗らない私達グループなので、公共交通機関を使っての移動となります。
平湯温泉から渋温泉へのアクセスは以下の通りです。
 ・平湯バスターミナル 松本バスターミナル(所要時間:約1時間30分)
 ・JR松本駅 JR長野駅(所要時間:約1時間)
 ・長野電鉄長野駅 湯田中行き特急(所要時間:約50分)

合計約3時間30分の長旅ではありましたが、不思議と疲れなかったのは間に昼食をはさんで気分転換をしたり、同会社線の乗り換え回数を0回にしたことも大きいのかな?と思っています。

特にJR長野駅から長野電鉄長野駅で湯田中行き特急に乗り換えるまでの時間を長めにとって、昼食や簡単な買い物をする時間を長めにとったのが良かったのかも知れません。

通販日記流 長野駅でおすすめの過ごし方
長野駅でおすすめの過ごし方

個人的な長野駅でのおすすめの過ごし方としましては、まずは蕎麦ですね。長野県は日本屈指の蕎麦処であることもあって、駅近にはとても多くの蕎麦屋さんがありますので、ランチは信州そばを楽しむと旅感が増して良いと思います。私たちは油やさんという信州そば屋さんに伺いましたが、口コミによりますと立ち食いそばでも充分に美味しいみたいですね。

お腹を満たしたらJR長野駅に移動しまて駅ビルMIDORI長野の2F(JRの改札と同じフロア)で買い出し&岐路で選ぶお土産に目星をつけます。

お酒好きの方に特におすすめなのが、信州くらうどさんでしょうね。
醗酵バー醸ではお酒処でもある長野県の日本酒、ワイン、ビールが気軽に楽しめます。ノリとしては有料試飲みたいな感じ。駅ナカなので観光している時間はない…だけど待つだけの時間が勿体ない!なんてシーンには最適なお店の一つだと思います。。

春日酒造 井の頭ひやおろし
春日酒造 井の頭ひやおろし

信州くらうどさんにも気になる地酒がズラリ!

この日の店頭には伊那市の春日酒造さんがいらしていたので、井の頭の大吟醸とひやおろしを無料試飲させて頂きました。私は大吟醸推しだったのですが、義母さんが好みを尊重してひやおろしを購入しました。

確かにひやおろしは秋のこの時期にしか味わえないものですからね。

参考:ひやおろしとは?
醸造した日本酒は火入れという作業が劣化を防ぐために2回行われますが、これを1回しか行わないのが「ひやおろし」です。
一度も火入れをしないのが「生酒」

長野電鉄 A特急 ゆけむり号
長野電鉄 A特急 ゆけむり号

JR長野駅から長野電鉄長野駅までは地下通路を使ってほんの数分で到着します。そこから特急列車を使って湯田中へと向かう訳ですが、あれ?この車体、どこかで見たことがあるような…ん?ロマンスカーかな?

特急料金はたったの100円。とは言っても運賃が割高なのでアレですが、先頭車両と後方の車両はご覧のように展望タイプになっていまして、先頭車両だけは長野電鉄 予約システムからネット予約で座席指定ができるのでおすすめです。(これ、以前は全車両自由席だったみたいです。)

私も先頭車両に乗車したのですが、運転士さんが時間があるから~と、運転席を見せて下さいました。ホスピタリティあって好感が持てます。

渋温泉 天川荘
渋温泉 天川荘

今回のお宿、天川荘(あまかわそう)さんは渋温泉の中心からは少しだけ離れた場所にあるので、長野電鉄 湯田中駅から約2Kmなのでタクシーなら5~6分、徒歩だと30分弱といったところでしょうか。
往路は緩やかな上りになっているので、往路はバスかタクシー利用がベターでしょうね。これはgoogleマップでは分からない行ってみないと分からないポイントです。

で、天川荘さんはご覧の通りレトロな佇まいで和みます。
もちろんエレベーターなんてありませんし、それで全然問題ありません。

渋温泉 天川荘 客室

天川荘の客室はご覧の通りで、何だか親戚の爺さんの家にお邪魔したかのような、何処か懐かしい雰囲気が漂います。まるで親戚のお爺ん家じゃあ♪

テーブルの上はお饅頭とお湯が入ったポット…和む。(笑)
エアコンに加えてガスファンヒーターがあるので、寒い渋温泉の中にあって、何処かから冷気が入る木造建築でも問題ありませんでした。(むしろ暑いくらい)

布団を2組並べて敷くとテーブルが少し窮屈になるくらいです。でも狭さは気になりませんでした。

渋温泉 天川荘 客室 渋温泉 天川荘 廊下

それは広縁に加えて 入り口からメインルーム(って言い方も変ですが)をつなぐスペースが広く使えたからかも?

冷蔵庫はこのスペースに設置されていて、中にはビールやら清涼飲料水が入っていました。最初から冷蔵庫に飲み物が入っているというスタイル、今はむしろ珍しいですよね。もちろん空き領域もたっぷりあるので、買い出した飲み物も冷やしておけます。

さ~チェックインも済ませたし、温泉街で九湯めぐりを楽しむまでの間はゆっくり寛ぎましょうかね~なんて思ったその時でした。

♪ティアララルン ティアララルン. ティアララ ティアララ. ティアララルン♪

~と口ずさんでしまいそうな…え?ピアノ?畳を通じてピアノですか?
と、一瞬耳を疑いましたが、間違いなくそのトルコ行進曲は建物の中から聞こえてきます。その上、演奏しているのが素人さんであるためか、店舗も音も微妙にズレてはやり直し…なんてしているので、気になって仕方ありません。

ピアノなんて何処にあるの??

渋温泉 天川荘 温泉ピアノ

なんて思ったら、1Fの共有スペースに思いっきりピアノが置かれておりました。ストリートピアノならの温泉ピアノですね。(笑)
あ、流石にこのピアノを長時間演奏される方はいらっしゃらないと思うので、その辺はご安心頂いて良いと思います。

廊下を挟んだ部屋の中央にはノートPC?あ、これは天川荘スタッフさんのプライベートルームですかね?おそらくブログも嗜むご主人のお部屋だと思いますが、こういうのも親戚の爺さん家テイストが出て良いです☆まるで親戚のお爺ん家じゃあ♪

渋温泉 金具屋 九湯めぐり

お店が閉まるのも早い渋温泉の温泉街ですが、日が暮れた後の渋温泉は雰囲気もグンと良くなります。

国民的ジブリ映画 千と千尋の神隠しのモデル旅館になったとも言われている金具屋さんの前には台が置かれていて、すっかり撮影スポット状態になってますね。私も何枚か記念にパシャリ。いつかは宿泊してみたい高級温泉宿です。

渋温泉の九湯めぐりは事前に相当に温度が高い、つまりはとても熱いので、九湯の中でも温度が低くて入りやすいという九番湯 渋大湯のみに入りました。白濁したお湯は鉄分の香りがして身体の芯から温まりました。

地獄谷野猿公苑
地獄谷野猿公苑 画像提供COCOさん

冬場の渋温泉は野生の猿が温泉に入りにくるくらい本当に寒いので、浴衣 + 丹前で歩いたら身体が冷えるでしょうね。冷えたら また別の温泉に浸かる~なんてスタイルが良いのだと思います。

あ、ところで渋温泉は相当に人気が高いエリアなので、渋温泉のメイン通りでの宿泊をお考えなのであれば、予約は早め早めを心掛けた方が良いと思います。かくいう私も「予約は明日で良いか♪」なんて思っていたら、狙っている宿が満室になってしまったり…

でも、そのお陰て天川荘さんとのご縁が出来たので良しとしましょう。
私たちは長野エリア2泊目でホテル食の食べ過ぎ状態になっている事を想定していて実際にもその通りになったので食事なしの素泊まりプランを選択しましたが、天川荘のご主人は蕎麦打ちがお上手との事なので、気になる方は2食付きプランも検討なさってください。

渋温泉 天川荘 貸切露天風呂
渋温泉 天川荘 貸切露天風呂

温泉は1Fに24時間入浴可能な男女別の内湯が1つ、玄関を出て左側に貸切露天風呂が1つあります。源泉掛け流しの温泉は湯量も多いのでとにかく熱いです。

一方で露天風呂は適温で熱い風呂が苦手な私でもゆっくり楽しむことが出来ました。お湯は無色透明、源泉豊富な渋温泉だけに、お湯もバリエーションも豊富なのですね。

天川荘さん、宿泊料金もリーズナブルで良い宿でした。スタッフさんの介入もないので、気楽に過ごせるのも良いです。あ、ここまで親戚のお爺ん家お爺ん家を連発してきました、これは誇張が入ってますので悪しからず。(笑)

長野県は魅力たっぷり

翌日はMIDORI長野に戻ってランチを楽しんだあとは、長野観光のド定番である善光寺へバスで向かって善光寺参り、その足で西之門よしのやさんで日本酒試飲からの気に入った1本を購入、そして新幹線で東京に戻ってきました。

本当、長野の良さを再認識するとても良い旅でした。特に美味しい日本酒と沢山出会えたのは良かったです。醸造酒は糖質が多いからと焼酎にしていたのですが、ハマってしまいそうで怖いです。

渋温泉にも是非また再訪したいと思います☆

渋温泉 天川荘 オンライン予約サイト情報

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